コードバン バーガンディ 染料染め

a0155648_1575722.jpg
コードバンのバーガンディ色です。
表面に顔料を吹き付けた物とは異なり、染料を芯まで染め込んだものになります。
鞣し工程に、おおよそ10ヶ月間ほど掛かる上質素材です。

元々、緻密な繊維の集合体であるコードバンですが、堅い部分と少し柔らかい部分がありますので、その硬度分布によって染料の染まり方が、それぞれの個体ごとに異なります。
それが良い意味でムラ感・濃淡につながり、透明感のある深みを感じさせてくれます。

革の内部の芯まで染まっていることで表面が擦れたり磨耗したとしても、色が完全に剥げてしまうことはありません。
長期にお使い頂いているユーザーさんからの御意見を伺いますと、擦れやキズになったところへ更に摩擦が加わるような状況・環境にある場合、それ自体が磨き工程と同じ効果となり艶が戻ってくることがあるようです。使いこんだ先にある新品ではありえない艶感や雰囲気を持った革に生まれ変わるということだと思います。
これはコードバンが緻密で摩擦係数が高い素材であることに加え、芯まで色の入った染料仕上げゆえの特徴だといえると思います。

靴の場合はクリームや仕上げ剤で剥げた色を足したり輝かせる効果のある艶出し剤が複数存在します。
靴は常に外側・外界と接する環境で使われるので、靴への効能を優先し多少ベタついたり色移りの可能性がある靴墨的な剤を使用することができます。

しかし、お財布をはじめとする小物類はポケット内やバッグ内に収納することが大前提となるので、服やバッグ・バッグ内の他の物への移染や油汚れに注意する必要がありますから、靴用を前程として作られた剤を何でも使えばいいということはありません。

そういった観点からも、元々油分を多く含み色剥げしづらく自己修復性をも感じさせるこのコードバンは、美しさ以外の利点も兼ね備えた革素材であると感じています。

小傷やスレをテイストと捉えられる方にとっては最良の素材だと思います。


Λ. コードバン製品は、その美しさと表面硬度の高さゆえ、傷も目立ちやすくデリケートな素材であることを御理解いただければと思います。
牛ヌメ革に比べても、堅牢性はかなりのものがあります。

御存じの通り、コードバンは馬革です。

臀部の筋肉と表皮の間に希に存在する高密度なコードバン層から削り出した革です。
長期間に及ぶ鞣し工程と磨きこみによる艶感。
まさに革の宝石といわれる由縁です。














.
[PR]
by stovlGS | 2015-04-07 15:50 | Comments(0)
<< Λ.今月中の新規の御注文受け付... Λ stovl >>