新型アフリカツイン アドベンチャースポーツ と 80~90年代当時の思いとか

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昨日は近所のモトクロス場で開催されたホンダのオフロードイベントを見てきました。
CRFシリーズの展示と、ワークスライダーによる新型CRF250Rやワークスマシンのデモ走行を見学。

展示車両の中で目立っていたのはアフリカツインのアドベンチャースポーツ。【africa twin adventure sport】

私、もう二十数年前になりますが、アフリカツインを新車で購入し数年間乗っていた経験があります。
結構お気に入りで長く乗っていましたが、後継機のバラデロが発表されオンロードタイヤとキャストホイールになったのをみた時の絶望感といったら。。二十世紀も終わろうとしていた頃なんで、このさきダート指向のトレールバイクはもう出てこないのかといった寂しさを感じたのを覚えています。

そんなこともあって数年前に新型が発表されると聞いた時ときには、自分の中でアフリカツインは既に完結している感が強く、もう乗ることはないだろうと思っていたため感じるものがなかったのも事実。

しかしながら新型のアフリカツインがリリースされると、そのオフロード性能も重視した作りに驚かされ、まわりからも良い評判を聞くことが多かったですし、実際にお店で触れてみて良いオートバイとの印象は受けていました。
なんだかんだ言っても、やはり気になるバイクではあったのです。
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今回のこの車体。新型のアフリカツインの2018年型で、よりダート性能と旅に特化したアドベンチャー仕様なのです。ヨーロッパのEICMAで発表になったばかりですし、細かな変更点や性能の差異については他のどこかで詳しく解説されていると思いますので、そちらを見て頂くこととして。
昔乗っていたライダーとして感じた印象を一言、「これはアフリカだ。」って思いました。

今回のアドベンチャースポーツ仕様をまじまじとみて、カラーリングの影響もあるのでしょうが各部のディテールから昔のアフリカツインを思い出しました。塗り分けされているせいかもしれませんがマフラーの取り回しやタンデムステップの逃がしかた、フレームの感じ、アンダーガードの膨らみ方等、もちろん以前のとは全てが異なる筈なんですが、当時のアフリカツインの雰囲気を感じました。※人によって受ける印象は異なるでしょうが。

サスペンションストロークが長くなり最低地上高が上がったことも良点でしょうね。ルックス的にもカッコ良くなりますし。 昔のアフリカツインはホント地上高が低かったんですよ。
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皆さんが一番気になるポイントはビッグタンクだと思います。
たしかにボリューム感もアップして迫力は増しています。カウルやシートとの繋がりの処理がうまくて違和感がありません。実際に長距離走行をするかどうか以上に冒険感が増すビッグタンクって、この種のバイクにとっては象徴的なディテールなんですよね。

昔各社から販売されていたダカールイメージのバイクに装着されていたビッグタンクの唐突な感じとは趣きが異なります。でもビッグタンク好きとしては、あのアンバランス感こそがそそられる部分でもあるんですが。

このアフリカツイン アドベンチャースポーツ。ホンダ謹製でこのような仕様が手に入るなんてホント凄いことです。完成度の高さはさすがホンダ製。(そういえばアフリカツインをインドで生産とのアナウンスを随分と前に読んだ気がしますが、どうなったのでしょうか。)

さらに高くなったシート高のことさえクリアできれば、このバイクに乗りたい方も多いのでは。
人それぞれ自由に使えるのがオフロードトレールバイクの良さでもありますし、そういう意味でいえばアフリカツインは今も昔もすべてを許容してくれる良い単車なのだと思います。


※注意:ここからは偏った思い込みを含んだ更なる駄文、現行車とは関係のない内容です。
いまでこそアフリカツインといえばベストセラーになるほど売れている人気車ですが、80~90年代にかけては数年に一度100~200台限定で国内販売される程度のバイクでした。限定といっても不人気という意味での限定車、いやいや不人気というより理解され難いといった方がよいのかもしれません。とくに日本においては。

そんな大きなバイクでオフロードは走れないだろうと考える人が大多数の時代でした。林道等の走れる場所は今より沢山ありましたし、ビッグオフの販売台数自体がとても少なかったこともありますが、冒険への憧れをもって乗っていた人の比率は今よりも高かった時代かもしれません。

今ではビッグオフロードの基本装備のようにつけらているトップケースの大きな箱、当時あれを付けてる人はあまりいなかったような。利便性を考えれば納得できる装備ですが、トップケースの装着率の高さはビッグスクーターなどと同じような捉え方をされているということなのでしょうか。

あと当時、個人的に感じていたのは、どんなに進化してもNXR750にはならないということでした。
乗っていた頃は、どこかその先に工場レーサーのNXRの存在を意識していたものです。当時アフリカ乗りの多くがそうであったのではないかとも思います。でも違うんです。エンジンも何もかも別物なんです。
BMWやヤマハ・カジバ・スズキでは市販車エンジンをベースにワークスモデルを作っていたので(ワークスから市販車へのような逆もあり)、レイドファンは思いを一緒に載せて乗れていたというか感じられていたと思うのです。
このへんはホンダファンでもある自分としては寂しかったのが正直なところ。まぁ、オブジェダカールとかマラソンクラス活躍とかいろいろとあるにはあるのですが、フラッグシップのあり方の違いといえばいいんですかね。

とても気に入っていたアフリカツインでしたが、自分の中でイメージとの差異を最後まで埋められなかったことが、この単車を手放した要因の一つでした。

最近、幾つかのHRCマシンを間近に見る機会があったことで当時をいろいろ思いだしたり、本物の空気感みたいなことについて思いを巡らせてしまいます。
レーサーがよいと思っているわけではないのです。
う~ん、なんと表現すればよいのか。
困ったものです。


Λ.逆に考えれば、今のアフリカツインや今後発売されそうなヤマハのT7などは、FIMのラリーシーンとは別の流れで成り立っているバイクだと思うので、昔よりも自由な在りかたで良いなぁとも思います。
モトクロスコースも含め、通行可能な河川敷や林道などの未舗装路は減る一方でしょうけど、オフロードバイクといえるものが存在し続けられることを願っています。
各メーカーのトレールバイクや小排気量車の登場にも期待したいです!

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CRF250L、トレールバイクでも飛べるのです。
全日本のエンデューロに出ている車輛のようです。










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by stovlGS | 2017-11-20 18:55 | モーターサイクル | Comments(0)
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