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wind is not blowing  

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本日午前に今年最終の出荷作業が完了。
毎年大晦日ギリギリまであがいてますけど、今年はホントほっとしています。
なんだろう、ロスタイムのコーナーキック?ロングフィードみたいな感じといいますかね。

12月は何度か都内関係各所を廻っただけしか目立った外出もしてなかったので仕事以外での外出がうれしくって、そろっとバイクに跨ってきました。

大晦日恒例の近くのコースに顔出すついでに河川敷方面へ。
でも少し行くのが遅すぎたようだったので途中進路を変えて支流のダート方面へと進んだけど、どこも進入禁止になってる。

やっと見つけた合法的?に入れる細い道を抜けると、釣り愛好家の方達が管理している小さな岸辺にでられました。
そこで聞いた話しだと、やはり釣り人の皆さんも苦労させられているようです。
建設省の予算がつづくかぎり毎年河川敷内にある個人の施設や耕作地の権利が買い上げられて一般車輌の進入がダメにされていくようです。
ゴミの不法投棄が原因といわれているけれど、皆が知らないにうちにフリーな事・場所はどんどんと減っていってしまうのですね。
何も悪いことしてないのに、もう今では川に近づく事も簡単にできないんですよ。
逆にその場所を守って、不法投棄を見張ってるのにね。

大晦日にがっかりな事実を沢山教えてもらいましたが、
それでも川面に反射する日のひかりはとてもキレイでした。
自分は海も大好きだけど、川や湖や湧水など淡水に惹かれてしまいます。
畦の小川や用水掘りもすきだなぁ。限られた感がいいんですよね。
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今年も一年間ずっと作り続ける事ができました。
でも、それは御注文あってこその事なので、本当に感謝です。

相手先ブランド向けをメインでやっていた頃に比べると、一つ一つの御注文に向き合って以前の数倍の時間を掛けて取り組んでいます。
たぶん商いとしてはダメなやり方ですけど、作り手としてはホントにありがたい事なんですよ。
でも、もっともっと作りたいし更に最良と思える作り方をしたいと思ってます。

だから来年はもっと作って遊ぶ!(ここが今年は絶望的に足りてない)
 これが目標かな。


ここ数日間は作業場の窓から見える外の景色は陸の凪ぎ状態でしたけど
自分の中では一年間ずっと吹いています。
まだザワザワ感は減ってないですけど。


ありがとう 2013年。







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by stovlGS | 2013-12-31 18:56 | Comments(0)

mag-lite bag  オーダー ショルダーカスタム

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stovlオリジナルデザインのマグライトバッグです。
ストーヴルと銘打って活動するずっと前から作っておりまして、オリジナルを作りだした最初の頃から基本構造の変わっていない製品です。
思い入れのあるアイテムだったこともあり、途中何回かの中断もありつつ表だって宣伝告知もしてきませんでした。
メーカーさんからオファーがあっても廉価版は作れど同じ構造のOEM版は受けてきませんでした。
うちの定番品としては生産量もそれほど多くはありません。

個人的にも長く使ってきましたので、愛着もあります。
シンプルなバッグですが、製作する上での勘所も多くあり製作精度が必要なアイテムなんです。
すごく便利というよりは使っていて楽しいpouchといいますか、お気に入りの本とかお財布・携帯電話・コンパクトカメラ等々、必要最小限だけ持って出かけたい気分の時には良き相棒になると思います。
小さいのに、「旅感」 も感じたり。

現在は製作再開しまして、皆様からのご注文も承っております。
構造的・デザイン的にバランスがとれる範囲でしたら、御希望の容量にあわせて大きさ・厚みの変更も可能です。
この個体は、少し厚めに製作しています。薄い仕様にして潰れた平たい感じに作っても良い雰囲気がでると思います。
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基本の使用法としては、付属のレザーレースをユーザーさん御愛用のベルトに通していただいて腰から下げて使用します。
ベルトループへの接続用に金具やフックを使いますと、更に手軽に装着が可能となります。

そういった使い方のバッグの呼称もあるのですが、ここではそう呼びません。あまり見つからないように。
こうして載せているのに矛盾していますが、このlogも同業者・革製作を趣味にされているかたに見られている事もあるようなので、いろいろ防止の為も少しありますし、90年代から作っている初期の製品の気恥ずかしさもあり..。

今までOEM生産や工房としてやってきて、自分たちよりも大きなブランド・メーカーさんが似かよった物を作りはじめた場合など、こちらが先に作っている意匠やアイデアだったとしても、こちら側がコピーやテイストを似せたと思われてしまう苦い経験もありました。
当たり前ですが自分は革仕事においても、他で見た物を安易に真似する事は致しません。
ほかにも様々な理由はあるのですが、現在では同時代のよそ様のHPやブログをはじめ、製品のデザイン/構造等を参考に拝見することはありません。逆に似てしまっていないか自戒も込めて見ることはたまにありますが。

これらの事を書きますと了見が狭く聞こえるかもしれませんが、他所から知らぬ間に影響を受け、それらが知識やテイストの蓄積となり自らの製品に無意識にも反映されてコピー的に似た物を作ってしまはないように。この部分においての独立性は保ち続けたいと思っています。
なので、ひたすら熟考し、サンプルでテストし、ユーザーさんからの御意見・御要望も参考にして、時代もみながら、
インスパイアされる事があるならば素材その物から、さまざまな事象から感じ得てつくりたいと考えています。
人間なんて同時期に世界のあちこちで同じようなことを発想し発見することは理解していますが
プロレザーマンを名乗る以上、シルエット・ライン・意匠・構造・数値等々、自分の中に考え答えを持ち弱点も含め対処法や特徴を説明できるものを作りたいと考えています。

a0155648_15501911.jpgまた横道にそれてしまいましたので方向修正しまして、今回のオーダーの概要説明です。

今回の個体ですが、お客様からはマグバッグとロングウォレット ショートタイプを同時に御注文いただきました。
そして、バッグの中にお財布と携帯電話などが収まるようにとの御希望でした。

通常ですと、このバッグにはロングウォレットが収まるようには設計されていませんので、そのままですと少し長さが足りないサイズです。なので収納可能となるように、縦横比と使い勝手のバランスを鑑みまして全体を少し大きめにサイズ調整しています。

そしてもう一つの御要望はショルダーバッグとしてお使いになりたいとの事でした。
このバッグは、元々各種スリング・ベルト類が取り付けられるように、両サイドにD型金具を縫い付け補強してあります。ユーザー様各位御自分のお好みでナイロンでも布ベルトでも、すでにお持ちのスリングを使用できるようになっています。

ここをレザー素材で作る事は勿論可能ですがstovlで製作しますと、ショルダーベルトだけで考えましても上質な素材を使いサイズ調整バックルや接続金具も使い作りこむ都合、単品で販売しているウエスト用ベルト以上に手間と時間が掛かりますので、良い物は作れますが其れなりの価格になってしまいます。
そんなことから、腰下げタイプでお使いいただくかショルダーストラップはお持ちの物を流用などで対応して頂く事もお勧めしています。

しかしながら、それらコストの部分を御理解の上で御要望がある場合にはフルレザー製のオーダーストラップの製作も承っています。ベルトの幅や材質・肩当て等全てオーダーでの製作が可能となります。
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今回のお客様の使用法として、ロードバイク(自転車)でメッセンジャーバッグ的に背中に載せるような感じなので調整機構は設けなくても大丈夫との事でした。理想のポジションになるように採寸し細かく打ち合わせをしまして使用される正確な長さで丁度良いサイズに仕上げました。
まさにオーダーでしかありえないユーザー様専用品の長さです。

今回は極厚なブライドルレザーをショルダー用に最適な厚さに加工してベルトスリングを製作しました。バッグとのバランスから許される範囲でスリングベルトの幅を広くしてありますので、肩当てがなくても体への負担は少ないと思われます。
サドルレザーやヌメ革もとても堅牢な素材ですが、夏季の自転車運転も想定しまして、少しでも汗など湿気に耐性があるようにタップリと蝋の入ったUK製ブライドルレザーを提案させてもらいました。こちらの革は常に手配可能ではありませんが、とても表情の良い革なんです。英国産の為かキズやウネリは多いのですがナメシは最高。質感も最高だと思います。
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このバッグの最大の特徴である部分。
USマグライト社製のソリテールライトを開き留めのカギのように機能の一部として採用していることです。
かぶせフラップにフラッシュライト用のケースを作りつけてあります。
フラップを閉じ、マグライトをバッグボディ前面のループと通しながらカブセ上のケースに収めますと、マグライトとフラップとループが一体となってロック機構のように機能します。
寸法精度と革の摩擦・立体化とが組み合わさって、不用意にライトが抜けてしまうことはありません。
mag-liteがデザイン上のポイントでもありますが、カギの機能も有しながら、灯りを常備携行することが出来ます。

現在ではLEDの小型フラッシュライトを筆頭に有名無名の星の数ほどあるライトの中から選ぶことができますが、90年代当時は性能の良い小型フラッシュライトといえばmag-liteしかありませんでした。標準仕様でクリプトンバルブを使用しているので小型のわりに明るくて航空機用アルミ材使用ですから軽量・頑丈で防水性もあります。LEDほど白い光ではなくフィラメントの柔らかい色が気持ちよいと思います。現在ではカタチはそのままにLED仕様や改造キット等ありますのでお好みで選択出来ると思います。
他の小型ライトと違い、入手がしやすく価格も安い単4乾電池を使えるところもメリットではないでしょうか。
それに何より出先で灯りがある安心感。バイクやハイク・自転車等、小さな懐中電灯の心強さを携帯出来ます。

繰り返しになりますが、mag-liteがバッグの開閉ロックにもなっていますから、不用意に開いてしまわないように、革とマグライトとの摩擦や各パーツ同士の馴染み具合を想定してクリアランス精度は細かく調整し製作していますので、堅すぎず緩すぎずのフィーリングを感じて頂けると思います。

stovl製品全てにいえますが、このバッグも修理が出来るように設計段階から考え、各部傷みづらいように構成されています。
縫製も全てサドルステッチ手縫いで仕上げています。ディティール上で優位になるように売り口上の為の縫製法ではありません。
革への負担を考え、針穴の大きさ・ピッチ・端からの距離など考慮し変化させ頑丈で修理が可能になる為の手縫い技法です。結果針目の美しさもミシンとは異なって参ります。
手縫いといえば良い物と安易に考える風潮に疑問を呈しますし、ミシン以上に良し悪しが出やすい技法です。
工房によってはミシンが使えないから、手縫いが良いと言っている作り手側の都合もあるかと思います。
作る対象によってですが、ミシン縫製は効率化という意味でも完成度の意味でも素晴らしいものです。
しかしながら、私は服作りも含め両方の良い部分を見てきましたが、現在ストーヴルとしては手縫い製法だけで御注文を受け付けています。
またこれからも適材適所で製法が異なる本当の意味をお伝えできればと思っています。
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今回は同時注文いただいたロングウォレット ショートタイプを無理なく収納可能なサイズに修正改造しました。この個体ではお財布とスマホや携帯電話を入れましてもまだ余裕があります。

マグライトは取り外し式になっていますので、単独での使用も可能になっています。
やはり純白~青白い光源より、フィラメントの灯りは落ち着くと思います。個人的には..。

丁度、革の裏側(床面)が見えていますからご説明しますが、この粒状といいますか面の組織が細かく締まっているほどに上質な素材です。もちろん此の個体も最良な部位を使っています。表のキズやシワを避けることが革の製品作りにおけるベストではありません、裏側と断面の繊維組成の絡み方密度が最重要なんです。ここには絶対の自信がありますし、嘘のない製品をお作り致します。

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ストーヴル マグバッグ。
基本仕様から、サイズ変更・色変更・内部の仕様変更や外周フラップ部の見返しやステッチ追加・背面ポケット追加・角をスクエアに等々が可能です。
log内だけでは説明しきれていない部分もありますので、御興味ありましたらお問い合わせください。


〇 マグライトバッグ 標準仕様 

  価格 *****+tax  
 
 ※マグライトソリテール別手配です。ユーザー様御自身で御用意ください。御希望あれば同梱納品も可能です。

サドルレザー生成りナチュラルorブラックから同価格で選択可能です。
  縫い糸も基本色(白.黒.茶.焦げ茶.赤.青. シニュー。麻糸・化繊糸等)でしたら同価格で選択可能です。

  サイズ違いで2種類の大きさがあり、同価格です。コンパクト版も良い感じです。


   

   
   レザーショルダーベルト製作他各種仕様変更については、お問い合わせ下さい。



Λ. 灯りのある安心と小さなレザーバッグ、いかがでしょうか。













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by stovlGS | 2013-12-19 17:32 | mag-lite バッグ | Comments(0)