<   2015年 01月 ( 12 )   > この月の画像一覧

BMW R80G/S・R80GS basic用リアバッグ stovlオリジナルについて

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R80G/S. R80GSbasic. R80ST リアキャリア用レザーバッグ。

開発完了しております。

今まであった純正品・リプロ社外品では実現できなかった完璧なフィッティングを目指し開発したバッグです。
素材品質・構造・製作技法などすべてにおいて最も良質なものを念頭に、
stovl leather のリアバッグとして、はずかしくない物となるよう取り組みました。

すでにプロトタイプを含め幾つかの個体をお客様へ納品しております。

現在、こちらも含めGSリアバッグの御注文を受け付けておりません。◎受注再開しております!

ここに載せておきながら直ぐに承れないことが大変心苦しいのですが、
革素材の価格高騰と元より無理なコスト比率の高さの中で製作してきた為、正式な価格設定ができない状態です。

今しばらく、詳細が決定するまでお待ちいただければ幸いです。


Λ.HPN用のキャリア形状違いのとか。ヘプコ用とか。
 100GS用の仕様違い各種。
 リアバッグについてお伝えしたいことが、たくさんあります。





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by stovlGS | 2015-01-30 14:58 | R80G/S・basicバッグ | Comments(2)

Λ.

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作るのに集中してしまって、気が付くと時間が経ってるような毎日です。
日々の小さな出来事とか駄画像だけならば更新も可能だとおもいますが、
説明入りの製作記事はもう少しの間は厳しいかなあ。

でも突発的に書いたり載せたりあるかもです。
長い目で見てやってください。


お問い合わせ・御注文は、いつでも受付中です。
御気軽に御遠慮なく、よろしくです。










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by stovlGS | 2015-01-27 14:01 | Comments(0)

更新

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昨日、小雪舞うなか近くの警察署にて免許の更新をしてきました。
恥ずかしながら載せますが、御覧のようにゴールドではありません。
私、無謀運転はしませんし危険を回避する以外では法も順守しているつもりなのですが。
やはり立場が弱いということなのでしょう。

取得免許の種類の欄にある三つ。
「中型」って、以前は普通自動車といわれたところ。まだ馴染めない呼び方。
「大自二」は大型自動二輪。こちらは20年以上前に試験場で限定解除したもの。
それと「原付」。

高校卒業前の2か月間、自分はバイクに早く乗りたい一心でアルバイトに明け暮れていました。
それで初めにとったのが原動機付自転車免許だったんです。そのころ丁度まわりは自動車免許をとるべく教習所に通っていましたが、そんなことは全く気にならずでした。
まぁ~ホントに一分・一秒でも早くバイクに乗りたかったわけで、それしか見えていなかったんですね。

翌年に自動車免許も取得したので、その後の免許更新時には記載されなくてもいいと思うのだけど(普通自動車免許で50ccまで運転できる為)、今でもしっかり載っております。
これがちょっとうれしくもあるんですね。あの時の記憶ごと保存されているようで。

昔からバイクの楽しさは排気量だけで決まらないと思ってるので、小さいのから大きいのまで全部好きなんです。よく大きいの乗ってる人って、後からセカンドバイク的に原付二種を導入しますけど、セカンドってところが引っ掛かるんですよね。ダートバイクもそんな位置に見られてることも多いような。個人的には威厳みたいな雰囲気や階級・クラスを感じさせるものが苦手のようです。

デザインや大きさとか用途とかいろいろと考える部分は多いですが、要らぬ思い込みとかあると素直に楽しめなくなります。自分は太め体型なんで小さいのに乗ることが見苦しいと思っていた時期もありましたが、もうそんなこと関係ありません。遠慮していても楽しくないですからね。
良いものは良い。すきな物はすき。たのしい物はたのしい。
当たり前ですが、それでいいと思ってます。
自分に合ってるか・適しているか・そんなことはどうでもいいんです。
好きかどうか。その一択が大切だと感じています。


ちなみに現在は大人気なGSシリーズですが、僕が以前乗っていたビッグオフなども含め、
バイク乗りの方達から見ても変わり者に思われる事が多かったです。まずお店からもそう思われてました。
それと今は4ミニと呼ばれ大人気なモンキーやゴリラなども、80年代終わり頃のレプリカ全盛スクーター全盛の時期には少数派でしたので、人気も落ち着いており出先で盗難の心配もそれほどありませんでした。
気楽さ自由さは不人気車種の特権でした。
逆に今の時代これらがメインストリームになってしまい、天の邪鬼の私からしますと少し気恥ずかしかったりも致します。

まぁ、何事も好きなものは好きということで。


Λ.免許証の話つながりで、
 
 免許証入れ/ライセンスカードケースについても載せようかと思っています。












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by stovlGS | 2015-01-22 23:27 | Comments(2)

Λ.

a0155648_4314535.jpg書かな過ぎた日々が過ぎ、書く気満々なのですが、
今まで以上に作るほうも張りきっております。

作ることに集中し過ぎると、また疎かになってしまうので気を付けないと。

自分の思いみたいな部分や余計なことも多く書いてしまい、
製品紹介や製作レポートになかなか辿り着けてないですね。

自身、「頑固とかコダワリ」みたいなの好きではないですし、そういった者ではないことをお伝えしたいのですが、
書けば書く程その様な作り手に思われてしまうのかもしれません。
ストーヴルサトー 作ることには真剣ですが、
気難しい人間ではありません。

どうしても革のことばかりだと、堅苦しい説明ばかりになってしまうので、
余談も含めサラッといきたいものです。

たぶん無理ですけど。

Λ.アストロノート・コスモノート。 やはりヘッドギア系種族が気になるんだなぁ。

そうそう、「お問い合わせ」や「御注文」は→
右端のカテゴリ内一番上ににある「お問い合わせ」から。
どうぞよろしくです。
















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by stovlGS | 2015-01-20 04:02 | Comments(0)

黒い コードバン

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ブラックなコードバンです。
漆黒って、このことを言うんでしょう。

綺麗すぎていろいろと写りこんでしまって撮影するのがむずかしいです。
実際の色と美しさが伝わるかわかりませんが、少しでも感じて頂ければと思います。

すべての部位がAクラス以上ともいえるコードバン素材ですが、
細かく見ていくと小さな課題となる箇所も散見されます。
質感については、密なところはより堅くて厚みは少し薄め。
厚めのところは堅いところほど締まってはいませんが柔軟性にも富んでいます。

この辺のことも頭に入れて「あーでもない こーでもない」といろいろ思いを巡らせながら、どう切り出すか熟考します。
長財布についていえば、外側のボディ部分をコードバンに変更する御注文が多いのですが、
外側のボディパーツに適した部位選定をしますと、うちのやり方では革一枚から一つしか抜き出すことができません。
大きなコードバンの場合には、外側となるパーツを二つ切り出せる大きさがある場合もありますが、基本的にはそれは致しません。
取り都合だけで仕上げて納めることは出来ても、その二つには作り手にしか解らないかもしれませんが「差異」が存在してしまいます。

私の中では「此方のほうが、あちらより良い個体だなぁ」などと感じながら、依頼主さんに納めるのって違うと思っています。
出来る範囲としか言えないけれど、良い状態でお渡し出来るように嘘なく作りたいと決めています。
偽善的に聞こえそうで自分でも嫌なんですが、これが本心。


Λ.この革、キレイすぎて作るときに少し緊張します。
作業はいつも以上に張り詰めた感じになりますが、それも心地のいいものです。
向き合う感じといいますか。








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by stovlGS | 2015-01-18 19:38 | Comments(0)

コインフラップ構造についての補足 その2 ロングウォレット基本型

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先日載せた補足記事ですが、更に分かりやすい画像発見しましたので追加で載せておきます。
作ってきたものすべてを撮影してきたわけではありませんが、カルテも兼ねた資料画像が多くありますので、まだ他にも見つかるとおもいます。
基本型の仕様変更の少ない物は資料撮影して残していない物も多いので、この画像は結構貴重だったり。

とりあえず、大きく立体的な開口をご覧いただいて、少しでも使い勝手が伝わればと思います。
このようにガバッと開くので出し入れが、とてもスムーズなんです。

いつも私がしつこい位にお話ししている「革裏面と断面の繊維状態等」について。

画像があまり良くないので皆様にうまく伝わるか心配ではありますが、フラップ裏の革の状態を見ていただけるでしょうか。締まっていて繊維の粒が細かく密なんです。
繊維の絡み方が強く粒状性の良い部位を適所に配置すれば、長期において繊維が崩壊してフカフカしてくることもありませんし、姿としても美しさを長く保つことができます。
とくに折り曲がるなど動きのある箇所の場合は最重要事項に捉えています。

ストーヴルでは裁断工程において、表面のキズやスレを避けることを第一には考えていません。
そう書くと誤解されそうですが傷を避けるのは当たり前のことでなんです。
本質的に良質な部分と適材適所がどこかを最優先し、繊維組成を鑑みた部位選択とパターンの配置を見極めることを最も大切にしています。

大きな牛一頭の半身状態の中で表面的には傷もなくキレイなのに、その真下の繊維状態が良くない部分はかなりの割合で存在します。
その逆で裏面や層の内部の状態が良いのに表面には傷やシワがあるといった部分も多く存在します。これらのことから本質的な意味での良質部位を使うことを前程とした裁断工程には、手間と時間をかけた見極めがとても重要になります。実際ストーヴル工房で使えると判断できるのは半身のなかで半分に満たない事もよくあります。

自分も傷のない製品を心掛けてはいるのですが、本当は少しのスレや小キズ・シワやシボなどは逆に良い表情となることも多く、完成品としてみても雰囲気のある物に仕上がる場合が多いのです。
なので裏の繊維は良好で表面の表情が荒々しくて趣きのある物をお好みの方がいらしたらお伝えください。本当の意味で良い物が作れると思いますよぉ。

実際、多くの製作現場において表面的なキズを避けることを優先しているところが多いと思うのです。そうすれば表面的には良く見えますし、写真やディスプレイされているのを見るだけで説明なく訴求するチカラになる部分ですし。
でも製品寿命や堅牢性の面でいえば、革の内部の状態も熟慮するべきことだと自分は思っています。

うちでは良質部位の見極めについて多くの時間と手間のかけている工程ですし、やはりゆずれない部分だと思っています。
製品をユーザーさんに気に入って頂きたいのはもちろんですし、革になってくれた牛や馬にも申し訳ないですし。
でも一番は自分の為にそうしているんです。気がすまないから。

こんなこと書くと気難しい作り手だと思われることも多いのですが、全然そんなことないんですよ。コダワリとか頑固といった者ではありません。

作るうえで、お客様からこちらが気付かせていただくことも多いので、御要望があればどんどんお話し下さい。
どうしても経験とか定説のなかで日々研究してる部分が多くなるので、専門ではない方からの提案の中には面白い要素もたくさん隠れていることがあるんです。それをstovlのフィルターにかけて良いと感じて頂くものに仕上げますので。


Λ. いつも同じようなことばかり書いてすみません。
このlogをよく見て頂いている方々にとっては、本当にしつこく感じられるだろうことは分かってはいます。
日々、はじめてstovlのページに訪れた方々がいらっしゃると思うのです。たまたま見たページだけではお伝えしきれない部分も多くありますので、重複部分も繰り返し書いてしまうことが多々ございます。
stovlの一番大切にしている素材選定と見究めの工程です。御理解くだされば幸いです。

フラップつきコインスぺ―スについての投稿が多いですが、もちろんジッパーの物もありますし、コインスペースを省略してカードスペースのみに仕様を変えた物が幾通りもあります。
それらに変更した御希望の容量で製作することも可能です。













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by stovlGS | 2015-01-16 06:59 | 長財布 | Comments(0)

ロングウォレット ショートタイプ size      

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定番となっているロングウォレットショートタイプ。サイズ感について。
このウォレットは名前のとおり長財布としてみますと短めなことが最大の特徴となります。
紙幣を折り畳まずそのままの状態で収納できる小さ目の長財布型って、90年代当時あまり存在していなかった記憶があります。

一万円札の大きさを基準にして、質感を犠牲にしないで形作れる最短のサイズになるよう設計しました。
お財布を設計するうえで重要なポイントになるのは、紙幣とカード類をどう配置し収めるかということ。
サイズ的観点から鑑みると、紙幣とカードはお互い相性のよい組み合わせとは言えないものどうしなんです。
とくに日本の紙幣サイズが小さくなってからは、更にバランスどりが難しくなっています。
元々カード二枚を横に並べた配置で収納を考えると最低でも横幅全長190mm以上の大きさがなければ質感を保った状態で形作ることは出来ません。
ならばカード収納部をフリースペースとすることで枚数に制限を設けずに、一万円札の大きさをもとにしたお財布を作ったほうが使いやすく潔い設計になると考えました。 

長財布としてみた場合には、コンパクトといえる全長180mm。
90年代に作り始めた頃の初期型では175mmでした。

初期の大きさのままでも問題はないのですが、少し慌ただしく出し入れを行ったりレシートをため込むなどした場合に紙幣の端が奥まで収めづらいなど扱い方に慣れが必要なことがありました。
そんなこともあって、販売開始から数年後には全長を5mm延長し各部の数値とシルエットを見直しマイナーチェンジ。その後も製作していく中で幾度もの改善を施しながら現在に至ります。

市場において市販されている長財布の多くに190mm~210mm位のものが多いと思います。

このショートタイプとの差。10~30mm。
数値的には少しに感じるこの差が大きな違いとなって効いてきます。
心の軽快感。

大きなクルマや大きなお家。どちらも快適なものです。
でも想うは 2シータースポーツやシングルシートのスポーツバイク。小さなソロ用テント。

それらハードコアなプロダクトと同じ潔さを良しとし、使い勝手と実用性を最低限確保して上質素材で組み上げる。
そんな気持ちをもって長らくこのお財布を作り続けています。

画像ですが、私物のケースと時計との比較。
広角気味な画像で本当の比較になりませんが参考までに。

現在のものと比べてかなり短めなA社ジェネレーション4のスマホ/タブレットサイズですので、本来ならもっと大きさの差が少ないと思われます。

お財布・タブともにコンパクト。
身軽さは何物にも代えがたい良さがあるようです。



Λ. オールブラックな黒ヌメ仕様。
  スパルタンです。






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by stovlGS | 2015-01-14 18:41 | 長財布 | Comments(0)

コインフラップ構造についての補足 長財布 ショート コードバン ブルー

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以前載せていた幾つかの長財布について掲載を取り下げたものもあったことから、ロングウォレット共通の仕様になっているコインスペースフラップ部のスナップボタン・金具留めをもたない構造についての画像補足になります。
stovlではロングウォレット限定でみれば利点のほうが多い構造だと感じています。

画像のようにフラップをめくれば大きな開口。
クセ付けのフォーミング加工を施していますので不用意に開いてしまうことはありません。私も長期にわたり使っていますし、この構造でかなりの数の出荷実績がありますが不具合の報告もなく一度使われたユーザーさんからはもう他の構造には戻れないとのお言葉も頂いております。
浮かしマチを備えていますので立体的に大きく開くのでコインスペースの奥まで見渡せますし、フラップ裏に障壁となる見返しや留め金具がないことにより硬貨を手前まで引き出しやすく出し入れもスムーズです。

この構造自体はシンプルに見えますが、フラップの折れ曲がる可動部分に最も革の繊維状態が良好なものを配置しなければなりません。革は断面の緻密さが本質的な良質箇所と考えます。その辺のことを疎かにしてしまうと長い目でみた場合、繊維崩壊によるフカフカな状態になってしまうなど、耐久性が年単位で変わってきます。見ためのキズやスレは表面的な要素の一つでしかありません。

財布自体を折りたたんだ状態で相対面にくるカードスペースとの相性も計算したフラップの形状や大きさも重要な設計ポイントになります。金具やボタンがないことで対面となるカード収納部にも負担を掛けませんし、たたんだ状態での財布全体の据わりも良くなり金具の厚み分も薄くなります。
そして多くの場合、内装の破損修理は留め金具やファスナーが起因することが多いのです。
この構造ならば、もとより不具合の原因となる箇所が減ることで破損リスクも軽減されます。
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この個体はロングウォレット ショートタイプのフルコードバン仕様です。
以前もブルーのフルコードバン仕様を載せましたがブラックステッチでした。今回の個体はお客様からのご希望でシニュー糸を使い仕上げています。
太すぎる糸は素材の厚みや表面の表情によっては品のない物になってしまうことがあります。
それらをふまえ、素材に合わせて針穴の大きさを4種使い分けピッチを場所により微調整し、太さ調整して撚り直したシニュー糸を使い hand sewnで仕上げています 。
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濃淡のあるブルーの深さに吸い込まれます。
裁断工程では作業照明の角度を随時変えながらでないと裁断時はとくに表面が鏡となり刃物との境目がわかりにくく本当に目がくらむのです。
美しいだけでなく仕上げるのが難しい素材でもあります。
その製作難度にくわえ希少素材ゆえミスは許されません。時間をかけ慎重な作業を心がけているので作り損じのない当工房ですが、完成まで緊張が続く革素材なんです。

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コードバンを扱うときは裁断の段階から、小キズ対策としてカット板のゴム下敷きを新品もしくは状態の良い面だけ使い、さらに敷き紙も複数回交換しながら製作に向かいます。
本来とても堅牢なコードバンですが美しさゆえにデリケートな素材でもあることから、細心の注意をはらい最良の状態で納品できるよう努めています。
製作時についた痕は傷ですが、ユーザーさんが付けてしまった傷・擦れは味となり供に過ごした記憶として愛着にかわるものです。
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組み上げて手縫い縫製後にすぐ完成ではありません。ここから再度の面取り工程に入ります。
縫製前の段階で精密裁断をしコバも揃えてあるので其のまま仕上げることも可能ですが、より完成度を高めるべく進めていきます。
一目づつ手で縫い引き締めたことにより糸の太さ分の凹凸がコバ断面にコンマ数ミリづつ現れます。そこを更に平滑になるよう刃を使い均し、パターンだけでは追いきれない三次元的なシルエットを形づくったのち、最終の磨き工程を行い完成となるのです。
現在ではこれらの仕上げ工程だけで数時間~半日を掛けています。

元々は私自身が量産の手縫い製作を長く続けていましたので、OEM用のシンプルなお財布でいえば一日(8h仕事ではありませんが)で3個を仕上げることは不可能ではないんです。
しかし現在では個々のお客様のご要望に細かくお応えし細部まで嘘のない製品を目指す為、
一つの御注文の個体を2~3日間掛けて製作しています。


〇 今回ベースとなっている ロングウォレット ショートタイプ 

  価格 ¥29500+Tax  

 基本仕様はサドルレザー・ヌメ革です。ナチュラル・ブラック・チョコブラウンから選択頂けます。
  
※ 今回の個体はコードバン素材に変更されています。
  コードバンはサドルレザーに比べて大よそ3~4倍ほどするハイエンドレザーです。
  低価格といえませんが、製品価格まで素材価格の比率で変動するわけではありません。
  表側だけの変更やフルコードバン仕様にするかにもよりますし、御要望内容の技術難易度等でも変わってまいります。
  納期や在庫・入荷状況等について不確定な部分もありますので、御要望ごと個別にお問い合わせください。
  電話でも結構ですが、正確なご返答はメールにて細かく状況と製品情報についてお知らせ・お見積もり致します。



Λ. 今回の説明はフラップ式について書きましたが、ファスナーには意匠的にもディテール的にも、
 そして使い心地の面でも違った良さがあります。
 ファスナー仕様についてはまたの機会にお伝えします。













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by stovlGS | 2015-01-11 22:28 | 長財布 | Comments(0)

ロングウォレット コードバン バーガンディ×ナチュラルヌメ セミオーダー

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コードバンバーガンディのロングウォレット長財布です。この個体も作ってから一年くらいは経っています。
側面からの画像なので、外革面のコードバンと内装素材の生成りヌメ革との積層コントラストがわかると思います。
ヌメ革とコードバンでは硬度が違いますので、同じ素材のみで断面をそろえ組み合わせるよりも手間と技術を要します。
またこの個体はコードバンの厚みにあわせヌメ革(サドルレザー)を漉き加工により薄くしたのち組み合わせています。厚みを調整せずに組み合わせ製作することも可能ですが、パーツごとに細かく強度と質感を鑑みながら加工したほうが堅牢性を保ったままの全体に薄型のウォレットを作ることができます。
通常版と違い別途コスト負担が掛かりますが、コードバン外革とのコンビを希望される場合は強く推奨させてください。仕上がりが断然違ってきますので。

いつも書いてますけど、このコードバンの美しさは他にはない色と表情をもった革素材です。コードバンといってもよくある顔料塗りではなくて、染色で色が芯まで入っていますから深みと透明感が違います。
ところによって濃淡がありロットごとに表情は少しづつ違いますから、正確な色は表現しづらいのです。写真では使う機材・撮影技術・モニターによっても見え方が異なります。本当にいい色と質感だと自信をもって言える素材です。
最高品質のハイエンドレザーかつ堅牢な素材ではありますが、表面の美しさゆえデリケートな素材でもあります。自然な風合いを残しながら鞣された革ですし平滑なことから、使い始めの事はとくに小傷やスレなどが気になる方もいるかもしれません。
しかしながら小傷までもテイストにかえてしまうのがリアルレザーの魅力だと思います。
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このお財布はお客様のご注文を受け、定番のロングウォレットをベースに幾つか仕様をかえて作りました。
外観からわかる部分では、四隅の角部分のアールを丸みのあるものから比較的スクエアな形状に変更しています。完全な直角形状でも作れますが革が捲れたり壊れたりしやすくなりますし、ポケット内の袋布やバッグ内でほかの物への攻撃性も高まりますので少しだけ角は落としてあります。少しのことですが、財布自体の耐久性と納める物や服へのダメージが大きく違ってくる部分です。

そして標準型からの見た目の大きな変更は、ご覧のとおり外側のみコードバン素材に。
コードバンとヌメ革という良質素材同士の組み合わせは相性良好です。
異なる色や種類の違う素材どうしを組み合わせて作る場合には移染のリスクは必ずあります。
この組み合わせでの使用においては未だそのような報告はありませんが、念のため対策を施し使用上の注意点ご理解いただければコンビ素材でのオーダーも承れます。
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内側はナチュラルカラーヌメ(生成りサドルレザー)です。
コインスペースはうちでは大定番の留め金具なしのフラップ仕様です。何回も書いてるんで細かく書きませんが本当に使いやすいですし不用意に開いてしまうことは絶対ありません。今では他でも見られるようになった構造ですが、たぶん最も古くから作り続けてます。ストーヴルと銘打つずっと前ですから90年代中頃からずっと作っている構造です。
ロングウォレット限定でいえばですが、フラップにはスナップやドットボタンが無いほうが絶対お勧めです。良い革で良質部位をフラップ可動部周辺に使わなければならないのですが、うちでは当たり前にやっていることなので..。ぜひ一度体験してみてください。
またファスナー仕様も得意にしてるんで、そちらもご相談ください。

カードスペースは基本型の個別のスペースが4ヶ所から6ヶ所に増設。
そして取り出し口のカーブのシルエットを大幅に変更して刳りが浅く連続性のある意匠に変更しています。
カードの厚みによりますが、一つのスペースに2~4枚は入りますし、その外側に幅広の大きなスペースもあることから収納性は良好です。
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コンビカラーに相性の良い糸、シニュー糸のナチュラルカラーを使い手縫いで仕上げています。
コンビカラーでの製作については、その製作工程の煩雑さと裁断時に不効率なことが幾つかあります。
先ず製作工程のことですが、そこは難しくとも私の技術的なところなので何処にも負けないよう取り組みます。
質感の相性がよければ難しい素材同士だとしても絶対良いものに仕上げます。

裁断に関しては、課題となる事柄と事情がうちには存在します。
どの製品を組み上げるうえでもいえることですが、それぞれのパーツによって適した革の部位があります。それは傷やスレといった表面的な要素だけのことではありません。繊維粒子の細かさ・革の流れと伸び方向・色焼け・色めの違い・血筋の走り方や方向・平滑さの違い・部位による柔らかさの差異等々、見極めなければならない項目は多岐にわたります。
牛一頭の段階で本質的な良質部位はそう多くはなく、それぞれのパーツごとに適した部位は限られています。それを一頭のなかで何を作れるか、個数ではなくて最良の状態組み合わせ何が作れるか考えて裁断しています。
それが異素材同士の組み合わせの場合には、一つの製品の中に二枚(二頭)の革を要し、お互いを組み合わせる為に最初に想定された裁断時のバランスを崩してしまうので、それぞれの素材でその後に作れる物が更に限定されてしまいます。
これらの理由からコンビ素材で製作をご希望の場合は別途コストを御負担頂くことがあります。その辺は個別にお問い合わせください。
前述の件ですが、革の適材適所を考えず効率と裁断都合を優先に作られている量産品やそれらを考えていない場合には関係ない事柄だと思います。
しかし、革となった命への敬意と嘘のない製作を優先させてもらって、本質的な良質部位だけで作ろうと決めています。
結果、製品寿命は延びますし気持ちよくお使い頂ける期間が長くなると信じています。

この個体はお客様からのオーダーで製作した物ですが、この仕様と同じものやこれをベースにお好みの変更を加えた物を作ることも可能です。
細かくイメージしづらいこともあると思います。そんなときはご連絡ください。
一緒にイメージをカタチにするご相談をいたしましょう。
うちのお客様は遠方の方が殆どです。距離は関係ありません。




〇 ロングウォレット  サイズ 約195×95×12~25mm (容量と厚み指定により変動)

  素材・仕様変更のない標準型の価格 ¥32500+tax ※今回の個体は各部仕様変更があります。

  コードバン素材使用や ディテール変更・カード増設に関しましては、別途御見積もり致します。






a0155648_228342.jpgΛ.短く書こうと思ったのにまた長い説明になっちゃいました。
本当は全然書き足りないのだけど、他のロングウォレットの記事とあわせて読んで頂いて補足されてください。御面倒お掛けします。

長財布はシンプルな直線基調のライン構成の物が多いですが、基本は紙幣を収納するものなので無駄を削ぎ落とすと必然的にそうなるのです。

直線箇所を狂いなく直線に作り上げることはとても難しいものです。
より直線に見せるために場所によっては微妙にカーブさせたりなんかして、派手に主張しない技巧も好きなんです。

結果的に、使いやすく使う方のお邪魔にならないようお供が出来て、かつ美しく。
そんな製品が作れるれるよう日々研究です。









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by stovlGS | 2015-01-09 17:31 | 長財布 | Comments(2)

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昨年末に書いた引き継がせて頂いた形見の革道具ですが、年初に幾つかおろしました。
「革断ち」包丁は自分の好みである薄刃に研ぎ直しセッティングを各部調整しました。
自分の場合、コバ面のエッジ部分も専用のエッジ落とし工具をあまり使わず革包丁で落としていきます。そのほうがその部位ごとの角度調整やラインが自由なんです。
漉き作業も手漉きが殆どですので、薄刃に仕立ててどんな作業にも対応できるようにしています。薄刃だと刃先が弱いといわれますが無理な力が加わらなければ問題ありませんし、切れ味が落ちても研げばいいんです。切れ味がよくないと革の繊維を崩しやすいので断面が美しく仕上がりません。
仕様違いで数本を使い分けていますが、結局どれも使いやすいように研いでいくと自分の場合薄刃になってしまいます。

今年の最初の縫い仕事としてシースを新調しました。
革はリアレッグ部位をつかいました。ここは平滑性があまり良くなくウネリもあり伸び方向も複雑なところなので、お客様用としては殆ど使わない部位なんです。
でも粒状性がよく密度感があり個人的には好きな部位。
ザラッとしてるので好みは分かれますが、天然の深いシボ感に本物を感じます。

ステッチは、氏の最後の愛車のHDワークスカラーをイメージしてオレンジ糸でサドルステッチ。
ブラックにオレンジのステッチは締まりますね。
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刃裏は氏の砥いだ痕を残しつつ程ほどに。今後時間をかけて仕立て育てていきます。

工房に心強い味方が増え、年初からチカラが湧いてきております!
さらに良い物作りができるとおもいます。

良い年になりそうです。


Λ.書かなきゃならないことが多すぎて悩んでいまして、予告と違って本日は「刃」のお話でした。
  
 今もいろいろと書いてます。
 お楽しみに。













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by stovlGS | 2015-01-08 22:29 | Comments(0)