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stovl half wallet:outside pocket type

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ストーヴルのお財布作りは革のファジーさに頼った製品づくりは致しません。
ファジーな素材である革の特性をよみときながら、革にとっても無理なチカラや負担が掛かりづらい造形や造作にすることが、結果的に使いやすさと耐久性につながると考えます。

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革の部位の見きわめから仕上げに至る全ての工程で、個々の革のクセをいなしながら精度追及のうえ組み上げています。

〇 ハーフウォレット 外装側コインスペース付き (画像で取り上げた物の仕様変更のない形)

本体基本価格 29500円 + tax

※各部仕様変更の価格は御希望内容により異なりますので個別にお問い合わせください
 糸につきましては基本色「黒・赤・青・白 等」の中でしたら同価格内でお選び頂けます。
 通常色以外をご希望の場合も手配は可能です。

 コンビカラーや内装カードスペースなど増設御希望の場合は御見積もり致します。


Λ.以前も載せた個体ですね。時間が取れずサボり投稿っす。
 コンビネーションカラーオーダー品。
 

外ポケットタイプのハーフ型も長らく定番で製作してきましたが、現在新規にパターン(型紙)製作をしまして更なる使いやすさと堅牢性upをはたしております。外寸が全体的に1~1.5mmほどひとまわり大きくなりました。カタチとしては今までと変わりません。比べないと変化は解らないと思われます。ビッグマイナーチェンジといえる改善です。
内装部の増設や紙幣スペースに仕分け用の仕切りを追加する場合等に適したベースとなりました。上の画像は従来品ですが、こちらのモデルは少しでもコンパクトさがお好みで増設改造が必要にない御依頼時にはお薦めのサイズ感です。














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by stovlGS | 2016-01-26 17:10 | Comments(0)

Λ ハーフ

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日本では二つ折りのお財布をハーフwalletと呼ぶことが多いと思います。
革の世界・業界のなかでも呼称が統一されてないので、表しかたが難しくもあります。
個人的には二つ折りという呼称にも違和感ありまして、
長財布も二つ折りといえば言えなくもないですしね。

このlogでのハーフ型の御紹介は少ないですが、こちらも長く作っております。
作りあげるうえで長財布の難しさとは異なり、飛び出す絵本的な立体構造が必要になるのでパターン(型紙)製作や勘所が複雑なんですね。
みための大きさ以上に用尺と縫製構成ラインも多いのです。

作り手として少し助かっているのは、ハーフ型は簡単にはコピーされづらい構造なんです。。
当方メジャーメーカーではありませんし、こんなことを記すのは心苦しい部分もあるのですが、
stovl製品のコピー品には御注意ください。

製作内容は何処にも負けません。キッパリ。 ん、いやつもりです。
コピーからは何も生まれません。


長財布はお金が貯まるとかお金持ちが多いとかいわれますが、実際はどうなのでしょうか。
お財布の形のせいだけで、そうなるとは思えません。
たくさんのユーザーさんにお使い頂いて参った経験上。。
レシートや不要なカード類は溜めこまずにキレイに気持ち良くお使い頂いている方が多い気はしますね。














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by stovlGS | 2016-01-22 04:29 | Comments(0)

巻縫い について (補強的な)

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ここでいう巻縫いは、
革製品の端っこの縫い止まり部分などでみられる、補強的意味合いやデザインポイントとして施工される縫い方のこと。

上の画像でいうとガラスのドーム部分が接しているところ、
参考画像はシースなんですが、レザー側でいうと焦げ茶の糸が三回巻くように縫われているところです。

意匠的にもアクセントになるので自分的には好きなディテールです。
また補強的の意味でも革同士を強く結びつけることが出来てコバが割れづらくなると思います。

でも、ストーヴルではこの方法をあまり多用しません。
ただ巻いただけでは、その部分がコバより突出してしまい糸が擦り切れやすくなるからです。
糸が切れたり磨耗するようでは、補強の意味で施した縫い方の意味がなくなってしまいます。

ストーブルで巻き縫いをするときには、その箇所が擦り切れづらい位置もしくは対策を施すスペースがあるかがポイントになります。
それと本当にそれだけの補強が必要かということも大切な見究めです。(意匠的・堅牢度的に)

上のシース、3mm厚を超える革を複数枚積層し形作られた構造です。
ナイフの刃をしっかり革で挟み込み安全性を確保する意味からも補強の巻縫いは効果的だと考えおこないました。


縫ってしまえば気付かれないところです。今回は恥ずかしながらあえて記します。
上の画像のガラスドームが接している部分に、予め糸が出っ張らないよう加工しています。
ストーヴル製品すべてにいえることですが、使う上で不具合なく出来る限り長く使えるように、このような隠れた取り組みを幾つも施しながら製作しています。
御参考になれば幸いです。

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かなり太番手の糸を使っているのですが、その糸の巻く本数分がちょうど納まるように、
巻縫いを施した状態で革のコバと面一になるように、
あらかじめコバの側面に半丸(ハーフパイプ)状の変形のような溝堀り加工。

ハーフパイプな溝掘りは縫いシロのまわりの革に負担が掛かる補強方法でもあるので、その時々の革の厚み・堅さと糸の太さや本数を勘案しながら数値を割り出し、縫いシロ部分に負担なく補強にもなる丁度良い塩梅を見究めることが重要です。

毎回のことですが詳細を解説すればするほどに、すべてがこんな感じで頭が堅い発想で作られていると思われるかもしれませんね。

基本的には殆どのディテール・構造・意匠において説明できる意味や最適と考える数値が存在していることは事実なのですが、それでは堅苦しいだけの物作りになってしまいます。

デザイン的な面やユーザーさんのお好みのディテールを入れ込んだ製作の御相談いただくことについては全く問題ありません。

ただ、そのベースといいますか基本となる製品(ノーマルな定番型や標準型)の構造的なディテールにおいては予め対策が施されているということです。
細かな御指示がない部分については私の経験的思考判断にはなってしまいますが、使用に際し想定されるネガな要因から傷みにつながることを回避できるようなベース設計と製法をとっています。


Λ.このシースはフルオーダーで製作したものです。
 革のブラウン色は、当方で手染め対応したカラーになります。
 この手染めブラウンは、より自然な風合いの透明感のある染料を使用。
 最近のお気に入りでもあるカラーです。








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by stovlGS | 2016-01-11 00:22 | Comments(0)

ヌメ革 ブラウンカラー

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ウォレット製作途中の画像です。

※ このブラウンレザーの参考画像は元々お客様への製作レポート用だったものです。
コバ断面の均しや面取り等については本仕上げ前の状態です。精密裁断を施し組み上げていますが、ミシン縫製に比べシッカリとした太番手の蝋引き糸を使っていますので、針穴に縫い糸を通し縫い引き締めますとコバ断面は糸の太さ分の歪みや波うちがおこります。本仕上げでは、それらの小さな凹凸部分を革包丁を使い平らに均し最後に磨き上げ完成となります。

このヌメ革のブラウンカラー、入荷時期やその個体ごとに色目やトーンがかなり異なるんです。
薄かったり濃い目だったり、赤みが強かったり焦げ茶感が強かったり。
ですので裁断時にはパーツごと配置選定が重要になります。

革には伸びの方向性や繊維組成などパーツごとに適した部位がありますので、それを見究めつつも色合わせとグラデーションバランスを鑑みた配置決定が大切です。

裁断の後も其のまま使うのではなく、荒断ち後・製作途中・完成後と補油メンテと磨き作業を施します。
そうすることで革はより上質さを増しますし、エイジングしていくうえでの艶感や油分保持への違いに現れると信じ施工しております。


※.このブラウンのヌメ革は定番として在庫している素材ではありませんので、
御注文を承れない場合もございます。



外装部をコードバン素材に変更する場合、コードバンのブラック・バーガンディ(赤茶)との相性も抜群です。
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コードバンブラックとあわせますと渋いツートーンカラー素材となり。
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一つ上の個体はブラックステッチ、こちらはシニューナチュラルステッチですね。
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コードバンバーガンディとあわせますと同色系の統一感に。
※外装部のバーガンディ色、露出の都合で少し赤みが強く写ってます。

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勿論すべてのパーツをブラウンヌメだけで作りあげても良い仕上がりになります。

縫い糸については同系のブラウン糸と共に最近の一押しは赤ステッチ!こちらも相性良しです。
チョコブラウンといいますか焦げ茶色のレザーに赤色が品良くおさまります。

革の色・糸の種類と色・アイテムごとの形・等々、組み合わせ方によりバリエーションは広がります。
御希望・お好みの組み合わせや仕様あれば御相談ください。


◎ ブラウンヌメ素材、2016年1月8日現在庫有り.







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by stovlGS | 2016-01-08 20:55 | Comments(0)

atarashii asa

a0155648_13132324.jpg2016年。はじまりましたね。

ストーヴル工房、お仕事再開しています。
数日間、手を休ませていましたので、これから徐々にペースを上げていきます。

本日は刃物類を研ぎ直したり作業準備をしながら、私と道具と革達との本年はじめの顔合わせ中。
この子らと仲が良くないと良い物作りが出来ないような気がします。
まぁ実際はできるのですが、気は心。

今年も後悔なくやりきったと思えるよう、嘘のない物作りに取り組む所存。

作り手にとりましても、満足頂けなかったりご納得頂けない製作ほど虚しいものはありません。
お客様・依頼主様の愛用品となれる物を作り納めることが、結果的に作り手自身の為・製品に生まれ変わってもらう革への手向けにもなるとも考えます。

ストーヴルユーザーの皆様は勿論、
このlogを見て頂いている未来のユーザーの方々におきましても、
何かありましたら御声掛けください。


では、本年もよろしくお願い致します。


Λ.川越は寺社が多くありますので、お正月いっぱい初詣で賑わいます。
 当工房から数分の御近所でもある喜多院では一月三日の初大師の達磨市も毎年大盛況。
 
 昨年から作業場の達磨は一番小さいものにしなおしました。それも金色!
 ふつうは最初に片方の目だけいれて、年末にもう片方をいれるのが通常の方法だとおもうのですが、
 自分的には、以前からなんか違和感あったんです。
 そう思っていたところ、最初から両目を描き入れるやり方もあるそうで、昨年からその方法を実践しています。
 やはり目が入っていたほうが、しゃんとするというか。
 賛否ありそうですが今年もそうしてみました。














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by stovlGS | 2016-01-05 16:31 | Comments(0)