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さぁどうしましょ。

今までも、よく吐露していてホントお恥ずかしいかぎりですが、溜まりに溜まった製作記事ネタ、何から書いていいのか。 けっこう悩んでます。
写真の整理から始めなければなりませんし、このlogは通常のブログとは異なり時系列に記録をのせているわけではありません。
さすがに十年以上前のことについて記す予定は今のところありませんが、2~3年くらい前の物に遡っても相当数ありますし、何か紹介したいなぁと考えています。

割と、さっと記せる小物記事もいいのだけれど、まだ紹介していない定番製品の長財布とか、
特注品のバッグやシースとかがいいのかなぁ。

a0155648_1664175.jpgで、殆どの資料撮影後の写真は手つかずのままなので、お客様への報告メール用の画像ファイルを眺めてます。
その中から見ていてパッと目についた物を幾つか検討してみます。
まずはOEMメインの頃から作っている大定番のハーフウォレット。

たまに載せる外ポケット型ではなくて、みためベーシックなカタチのほうです。こちらもlogではちゃんと紹介してなかったです。

今まで何回も大幅なマイナーチェンジ繰り返してきましたので、
完成度は高まっておりますよ。 キッパリ。

このシリーズ、logでの露出は殆どありませんでしたが、
じつはユーザーさんの多いお財布でもありまして、もう幾つ作ってきたことでしょうか。

OEM向けの物も自信を持ってお薦め出来る完成度でリリースしてきましたが、
ストーヴル印品となっては、細かく改良を加えパターンもミリ単位で随時修正し、使い勝手や堅牢度も上げております。
コストの部分で制約を受けない体制にする為、全ての工程をストーヴルサトー自ら管理・製作していますから
嘘はありません。

このカタチの最初期の試作品は、今でもわたしが常用しております。
割とコンパクトですし、カードについても、それなりの量を安心して収納することが出来ますので
「足るを知る」方にとっては充分な容量のお財布だと思います。
それでも更なる容量アップを御希望の御方にはスペース増設で対応いたします。

うちのお財布はどれも増設が可能となるように、あらかじめ設計に余裕を持たせています。

あ、この余裕って寸法的にダブついているっていうことではありません。
増設した時のバランスが取れるように、例えばステッチのピッチにも無理がなく外装側と内装側との関係性に無理が出ないようにとか作り手にしかわからない構造検証の部分です。
物を作るうえで必ず発生するこのような課題点ですが、実際には考慮されていない製品も多いと思うんです。とくに量産品のミシン縫製ならバァ~って叩いて抑え込んでお仕舞いってところ。
製法自体が破損原因になってしまっては意味がありません。
私、ミシン踏みでもありましたからミシンの良さもわかっているつもりです。
良いミシン縫製は、拙い手縫い製法をはるかに凌駕します。ここは誤解のないようお願い致します。

つくりかを見てもらって、これなら安心。って感じて頂きたいんです。
直せる構造ってことは壊れづらい構造でもあるということ、御理解頂けるとありがたいです。

チョット脱線しました。
増設や仕様変更がある場合、その案件ごとに修正を施し最適化する作業をしていますから、
無理なく増設等が可能になるということです。

うん。 こちらのハーフウォレットのことも書いてみます。この文章を今書きながら確認できました。
このお財布も、このlog御覧頂いている皆さんにもお使い頂きたいです!

サトー書くの時間かかるからなぁ~とお嘆きの方が、いらっしゃれば
直接お問い合わせくださければ、折り返し詳細御説明出来ますので、
御遠慮なく。




それとシースについてのお問い合わせもあるのですが、こちらは殆どすべて現物のナイフにあわせてつくりますので、
基本的にはワンオフ製作になります。
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それぞれナイフのオーナーさんの思いが強いものばかりなんで、
私としても身も心も引き締まるというか、

製作時の緊張と、その後の疲弊具合もかなりのものがあります。
依頼主さんの喜びや御納得を伺うえば吹っ飛んじゃうのですが、
やはり刃物って特別なんでしょうね。

心落ちつくお仕事ではあります。
というか、そうじゃないと良い物が出来ないと思うんです。
ガチャガチャした心もちだと、魂の納め処にならない気がしてます。

良いシースを作るうえで、中におさまるナイフの値段や大きさの大小なんて関係ないでんす。


御依頼主からナイフビルダーさんへのお気遣いから、
完成してもシースの画像やレポートを載せられないということもあるんです。
お気持ちはお察しします。

今も幾つかシース製作を進めているところです。

正直言って、シースの製作記事については書くにも気合いが必要でしてね。
おそら依頼主の想いやナイフ自体が持っているチカラによって、そう感じられるのかもしれません。

今までも、これはソウルだなぁと思う物に幾つも関わらせていただきました。
心を整えてmでじる範囲で表していければと考えています。


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あとは、やっぱりうちの大定番の長財布。
こちらはロングウォレットとそのショートタイプの2サイズ展開ではありますが、
じつは特注でサイズ変更したカタチもあったりします。

内装部の仕様変更については、ハーフウォレットの場合と同じで各スペース増設・仕様変更版等々いろいろと作ってきました。
カードに特化した物や、コインスペースの構造変更やフラップからzip仕様への改変等、バリエーションは多岐に渡ります。


コードバン素材を使用するオーダー品については、素材入荷の予定がハッキリとせず当方在庫も払底気味なこともあり、御注文頂いても作れないタイミングであれば数ヶ月~一年に渡りお待ち頂かなければならないことも考えられる状況です。
そんな事情からコードバンの製作記事を載せづらいというのもあるのです。

しかしながら、この素材の素晴らしさと、うちの構造製法が組み合わさった時の品質感も感じて頂きたいですしね。ホント悩ましいところです。


☆.最後のほうに、そろっと記しますが、「コードバン少しだけ入荷しました。」今なら各色あります。
  どれも厚口の良品のみ限定で指定していたので、少量入荷です。

ブルーとバーガンディは少し濃いめ深めの良い色です。
ブラックは、漆黒でまったりとした潤いのある質感。
お勧めです。

春頃にも追加の発注をしていますが、それについては入荷予定は全く未定だそうです。
それに今後は新規の注文も受け付けてないとのこと。これには参りました。
革屋さんのほうでも予定がたたず困ってらっしゃる御様子でしたから、仕方ないのですが。。

原皮不足というのも原因でしょうから、今後良質材が手に入るのかとても心配なサトーです。



Λ. そしてそしてコードバンの素材価格、また大きく上がりました。
 いろいろと厳しい状況ですが、現在製作中の物も含め今回入荷分については、
 素材価格値上げ相当分すべてを製品値上げ対応とはせず、ほぼ今まで通りのお見積もりで頑張りたいと思います。
 
 もう次回の入荷分についてはどうなるかわかりません。
  


 上の三枚目の画像、ブラックのコードバン仕様です。
 
 











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by stovlGS | 2016-10-14 16:52 | Comments(0)

triumph

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うちのお客様は単車乗りの方が多くいらっしゃいます。
その中でもBMWの2バルブボクサーオーナーの方が多い傾向にあるのですが、
今回お越しのお客様はうちには珍しくトライアンフをお乗りです。

大戦数年後のモデル、1949年式のtriumph T100。
かなりのレア車両。素晴らしいコンディションです。

腕利きの技術者さんが仕上げられたトライアンフだそうです。
エンジンもキック一発で走りのほうも調子良さそうでした。

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リアリジッドなフレームなのですが、ハブ内部が少しストロークする構造なんだそうです。
大きなスプリング支持のサドルシートとあいまって乗り心地も良好とのこと。


a0155648_2245459.jpg前側から見た感じもカッコいいですねぇ。
フロントのヘッドライトナセルが特徴的で、そこからにょきっと突き出たハンドルもいい感じ。

画像はありませんが、smith製メーターも何とも良い風情。時計好きにはたまらんルックスでした。

皆様お気づきのかたもおいでかもしれませんが、ウインカーが装備されておりません。
昭和24年当時の保安基準にのっとった車検ですから、ウインカーは必要はないんですね。

昭和二十年代かぁ。。
すごいなぁ。
うちにお越しになったお客様の中では最も古い単車です。
ボクサーだと旧タイプでも1950年代後半~1960年代の車輛が多いですからねぇ。

オーナーさんも気さくな方でお人柄が良く、これから長くこの単車を楽しまれていかれると感じました。
バイクもオーナーさんも幸せですね。
このバイクを整備・仕上げた方も大変だったと思いますが、やはり幸せなんじゃないかなぁ。

良い物を見せて頂きました。


Λ.オフロードとボクサーバイク好きと思われている私ですが、バイク全般というか乗り物全般が大好きです。
トライアンフについては、80年代当時の学生の頃にmurayamaモータースの広告でみた最終型750ボンネビルへの思いが強いかもしれません。

旧車の世界では650のトラが王道だぁ!みたいな定説もあるかとも思いますが、
自分の場合は、自ら見てきたものや触れてきた時代性みたいのが大切なんで、あの最終ボンネが今でも気になったり。
時代を共にしてるとか、どこかでリンクしている経験のような、なんていいますかねぇ
「かすってる感」 みたいな意識が重要なのかも。

車種ごとに、その車輛の出自とかヒストリーとか、業界の評価や品質の良し悪し等々いろいろあるんでしょうし、それらが大切な基準要素だとは思うんですが、好きとか肌にあうっていうのが最も大切と考えています。
好みとか憧れって、「かっこいい」とか世間でいわれる良い物かどうかなんかで単純に選択衝動につながるとは限らないのが面白いところ。
それでも好きっていうのが、相性とか「縁」ってものなんでしょうね。

そういう意味では、自分の嗜好しているGSなんか新車当時の思いからの継続なんで、
最近世間では2バルブGSも旧車扱いされがちですけど、まだまだ現行車気分なんですよね。

といっても、あれから30年近いのかぁ。
新車売ってた当時ってGSのことを好きとか買うっていうと変態呼ばわりされていた頃ですからね。
隔世の感がありますです。

遠い目~。

良いものは良い。古いも新しいも全部あり!
そう思う秋の一日でした。


週末は川越祭り~。






















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by stovlGS | 2016-10-12 23:20 | モーターサイクル | Comments(0)

HONDA S2000キーレスエントリー用レザーケース オーダー

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ホンダS2000。
2シーター・FR、トランスミッションは6速MTのみというスパルタンスポーツカー。

S2000のキーレスエントリー用にレザーケースのワンオフ製作の御依頼をいただきました。
スマートキーケースの御注文を頂くことはあっても、キーレスエントリー用を製作するのは初めてでした。

やることはスマートキーと同じで、各スイッチ類を押しやすく誤作動がないように、キー自体を衝撃や傷から守り、
かつ意匠のバランスがとれていて、長きにわたり御愛用できるように作ることです。

今回もかなり遠方のお客様です。先ずメールで送って頂いたキーレスの画像を見ながら、うまく革で覆いをすることができるのか・使いやすく美しい造形で作ることができるかを検証しまして、電話とメールで御相談。
画像判断では、出来るとほぼ確信したところで、実物を送って頂き製作にはいりました。
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※この画像、広角レンズ効果の為、ケースのほうがかなり大きく写ってますが印象としてはそれほど大きなものではありません。

このキーレスには、リアトランクの開閉スイッチも装備されているのですが、このケースにはあえて窓を開けておりません。
隣りあうスイッチどうしが近接する配置の場合、スイッチ窓を開けることでレザーケース自体の剛性が低くなることもありますし、意匠のバランスが上手くいかないことも。今回は二つ開けないほうが使用案件に適した物ができると判断したからです。

リアトランクのスイッチは使用頻度が少ないとのことですし、窓無しの仕様を提案させてもらい、その方向でGOサインをいただきました。
そうはいいましても、そこに存在する機能を無駄にしたくはありませんからねぇ。
じつは隠れギミックとして、窓がなくともスイッチ上部を押せば作動するように、革のあたりをセッティングしてあります。(本製作まえに、予め同製品の試作サンプルを作り諸々検証のあとに、仕様の御提案をしています)
外観からはわからないオーナー御本人だけが知る秘密のスイッチ、こんなところも特注品ならではでしょ。

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もとよりケースを作ることを前程にした形状ではない物に革で造作して着せるものですから、つつまれるもの自体に負担が及ばず美しい形状に仕上げるられるかが毎回の課題です。

それと最も気を付けているのは、他所様の製品に類似しないように。
私、真似が嫌いで真似られるのも好みません。
あえて奇をてらうことはしませんが、作りにくい構造でもケースとして機能でき堅牢性が保てるのならば効率は重視しません。
長く使って頂きたいですしね。注文製作や一品製作の意味はその辺にもあるのではないかと思います。

最近のこしらえ物の中では最も小型な部類で作りもシンプルですが、それなりに考えてる時間も掛かってます。簡潔なものに見えるときほど「あーだ。こーだ。」してること多いですね。
シンプルな物ほど素材が影響してきますので、良質部位が絶対条件です。
今回はキメ細かく硬度があるが、まるみ造形と表面の質感がほしかったので、大腿部の良質部位を選定して製作しました。

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この部位は立体化するときに伸びの方向性が読みづらいのですが、うまく安定化も出来よいエイジングが期待できると思います。
ワンポイントにホースハイドの革紐を付けていますが、輪に結んでもいいですしね。ちょっとかけておくにも便利。

このケース、しっかりと立体造形してあるんで緩みはゼロです。ガタなどありませんし、裾部分を少しまわりこませて立体化していますから不用意に外れてしまうことは絶対ありません。
ケースを取り外したいときには、レザーレースが付いている角辺りを下方向に押しだしてもらえれば、無理な抵抗もなく取り外すことも可能です。

このきつ過ぎず緩くもないフィッティングのさじ加減や、数年後を見こした形状安定化や使いやすさがストーヴル印ということ。なんちゃって。

冗談はともかく、ちゃんと作ればシッカリと答えてくれる素材選定と構造と製法が大切だと考えています。


お値段ですが、一品製作のフルオーダーハンドメイド品ですので、
格安ではないです、でも高価でもない。

どこぞの高級車純正品ほどしませんし、それ以上の作りは確実にお約束出来ます。
ただ時間もかかりますし、キーもお預かりしなければなりません。
今までトラブルは皆無ですが、お互いに少しづつリスクといいますか御面倒お掛けする製作物です。
その辺を御理解頂いて、良い物・長く使えるものが欲しい方がいらっしゃればありがたいですね。


Λ.最近作ったキー関係では最もシンプルな特注品なんですが、私自身も気に入ってます。
絶版車に誂えていただくってところもうれしいですね。

そういえばうちのお客さんには、S2000にお乗りの方が幾人もいらっしゃいます。
なんでだろ~。


いいクルマです!














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by stovlGS | 2016-10-02 23:00 | スマートキーケース | Comments(0)