タグ:GS ( 5 ) タグの人気記事

GSリアバッグ製作における 制約と課題。作り手の思いとか。

a0155648_18264094.jpg
数ヶ月前、GSリアバッグの受注再開を告知したのですが、諸事情により数日で取り下げたことがありました。(2017/11月.再開しています)
その時にも御注文を頂きまして、現在では良質材が入荷したものから製作に入り納めてきました。

一番の課題となっている素材調達におきましても、新たにお取り引きを始めたところもでき、今までお世話になってきた取引先様にもストーヴルの作るリアバッグについて御理解頂けたことで、今まで以上に厚み・硬度・染め・表面処理を最適化した別注仕様のレザー素材を御用意いただけるようになりました。
まだ納期や製作タイミング・価格等で不確定な部分もございますが、以前に比べ環境が整いつつあり今後受注製作のカタチで御注文を承れるよう準備をしています。

Λ. お察しの通り、このバッグは安価とはいいづらい製品です。 (一般的なバイク用品としてみた場合 )
 
良質な革素材と附属真鍮金具やアルミ素材などの副資材をあわせますと、このストーヴル製リアバッグに使用する材料価格だけで、BMW純正や欧州メーカーリプロのバッグ本体価格を上回る材料コストが掛かっています。

また製作方法も量産方式とは異なり、ストーヴルの得意とするフルハンドメイド(手縫いクチュールセリエ)技法を用いて作りあげます。この作り方ですと堅牢なのは勿論のこと、質感の意味でもより良い物に仕上げることが出来ます。
ただ課題としては、本当に良いものを作ろうとしますと昼夜なく取り組んで本当に多くの時間を要して完成に至るということです。
※製作時間工賃コストすべてを価格に反映させておりませんので御安心を。
私自身、ストーヴル印以外でも長年手縫い製作の量産を努めてきたこともあり、手が遅いということはないのですが、それほどに気の抜けない工程を経て完成します。
 
今まで多くのGS系車両を計測・観察して、無理のない構造とカタチになるよう改善を続けてきました。
GSフリークでもある私が嘘がなく良いと思えるかが一つの基準ではありますが、ユーザーさんのお話も伺いながら、その都度細かく改良を続け、御協力を頂きながら作り上げるリアバッグです。

他の製作物とは異なり、このGSリアバッグシリーズについては、納期や価格(素材の種類や御希望の仕様により異なる為)で不確定な部分もあり、キャリア個体ごとの精度誤差が散見されることから、より良いフィッティングを可能にするためにはキャリアの個体差について確認の御協力をお願いすることもあります。これらの事情とフルオーダーに近い受注形態であることを御理解いただき、御興味のある方へは長文になることもありますが画像添付のうえ詳細に御説明致します。

私たちの愛好するモーターサイクルの存在に対して、バイク用品のクオリティが低いことを感じられている方々も多くいらっしゃると思います。マフラーや内燃機のハードパーツに関しては手曲げやワンオフ部品も当たり前のように存在し車体の価値にみあった品質や価格設定がなされることもありますが、バッグや小物類においては他の業界よりも安作りなものが多く、とりあえず短期的に用を為せばいいという物が多いのが現状だと思います。でも、既に生産中止から20年以上が経っている2バルブのGSにお乗りでしたらおわかりだと思いますが、短期的な付き合いになる単車ではありません。

当方のリアバッグのことで恐縮ですが、取り巻く事情を少し記します。
価格については一昨年辺りまではかなり無理をして一般的なバイク用品の価格帯から大きく逸脱しないようしてきたところへ、革相場高騰が重なり実製作と損益バランスが完全に崩壊しました。その為、ことあるごとに細かな見直しを行ってきましたが、それでも今のバイク用品という括りのイメージと価格帯に納めることは、もう無理な製品だということを痛感し製作休止をしてきたわけです。ですから、当方のリアバッグが単に高いと思われることは本望ではありませんし、お求めやすいように努めてきたつもりです。
ですが、ここまでの相場変動と工程難度による長時間製作が従う状況では単に安価でお出しすることは無理であるとの結論になりました。素材となってくれる革にも申し訳がたつように、掛かった時間や技術に鑑みた価格設定をさせて頂きたいと考ています。
※素材品質や鞣しのレベルを下げるとか、製作難度や構造の効率化といったコストをいじって作る方法もありますが、それではリプロや既存品と変わりません。本当にむずかしい問題です。

バイク用品という括りだけで判断頂くのではなく、注文生産のフルハンドメイドレザーバッグと捉えて頂ければ、適正もしくはお求めやすいとも感じて頂けるとおもいます。私自身、価格も性能の一つと考えてはおりますが、昨今の工業製品におけるコストを下げて品質までおとした製品づくりを見るにつけ悲しい気持ちになることも多く、このリアバッグについてはコストを言い訳にしたくはないと考えました。それでも足らない部分は身を削っても良品となれるよう取り組みます。

単なる安価品ではないことでお客様に少なからず御負担を頂く製品ではありますが、当方にとりましても作れば作るほど利益の出ない厳しいアイテムでもあるのです。本当に厳選した材料を使用し、ウマヘタではないハンドメイド製法の注文生産品だということを御理解頂いて、せめてマフラーなどのハードパーツを選定される時と同じくらいのお気持ちで考えて頂ければありがたいです。まぁ実際には其れほど高価ということでもなく、一般的な消費財的な物とは少し趣が異なるということでしょうか。

私の時間とチカラにも限界があることから、何か感じて頂ける方へお作り出来ればと考えています。
GSへの思いと、リアバッグに本気で御興味がある方はいらっしゃるでしょうか。
出来る限り最高のクオリティを目指し、ユーザー様にもご納得頂ける物を納めることをお約束したいと思います。

※ご依頼の仕様によって仕入れや工数もその度ごとに変わってくるため、現在はここでは定まった価格提示はしておりません。
また、ここ数年の度重なる素材価格高騰の影響と、原価比率の大きさ、このリアバッグの特徴と商品性の御理解が浸透していない状況では、明解に表しづらい事情もあります。
形や適合車種・革素材ごとにおおよその目安はありますので、お問い合わせ頂ければ直接お伝えすることは可能です。

〇画像は「R80G/S」「R80GSベーシック」キャリア専用に開発したものです。
 80STにも使えるかもしれません。
 







.

[PR]
by stovlGS | 2016-06-28 17:49 | Comments(0)

stovl Λ

a0155648_3322049.jpg

stovl GS bag

 再始動、準備..か。















.
[PR]
by stovlGS | 2016-02-02 03:34 | Comments(0)

GS 30years

a0155648_210540.jpg今日は、都内へ行く用事があったので、途中東京駅八重洲南口の真横にあるBMW Group Studioによってきました。

そこではGS30周年記念展示会を開催中。
30周年記念カラーモデルと、歴代GSモデルが展示されています。

その中にstovl製テールバッグ装着のラリー仕様HPNも発見!

まぁ数ヶ月ぶりのHPNとバッグとの再会ですが、二年連続でファラオラリーに携らせてもらったので、この組み合わせには愛着がありますね。
それもフィールドや工房といった所とは正反対の八重洲というこの場所。 感慨深いです。

バッグ、かなりハードな仕様で製作したのですが、展示車は中身が入っていない事もあり若干の型崩れと色褪せがあります。もちろんホツレや破れはありません。
砂漠のレースは普通の環境とは全く違うようです。 数日で色が変わるなんて日本では見たことありません。味といえば、そうとも言えます。。
ともあれナイロン製だと1レースでボロボロだそうですが、こちらは2年続けて砂漠をお供した事で革と手縫い技法の耐久性は実証できたかな。 ライダーの田中さんからは、あと十年は使えそうとウレシイお言葉を頂きました。まぁ、実際はそんなにもつか解りませんが、まだ数回はラリーに使えそうです。

前から思っているのですが、ナチュラルな生成り色でラリー用バッグを製作したいなぁ。
風雨にさらされて、染みやキズがついてもスゴク濃い良い色に育ちますぞ!自分のツールバッグで経験済み。
a0155648_20394649.jpg
初代2バルブG/Sのパリダカモデル。
やはりバツグンです!
a0155648_20455046.jpg
そして、発売になった30周年記念カラーモデル。
色以上に、初代と現行車との造形と趣きの違い。

僕はR100GS乗りですし80年代からの2バルブGSフリークですが。
この留まらない感じ、今の技術とべストを探って開発していくところ、他社はもちろん自社先代モデルの真似もしないところ好きです。

Λ.BMWモトラッド GS30周年記念展示会、7月20日までやっています。
アクセスの良い場所なので、GSに興味のある方はおススメですよ。記念モデル4車種には跨る事もできますので、比較してみては。
そして、2バルブモデル。現在世界で唯一ラリーで戦うHPN号も必見。 HPNと日本の腕利きのディーラーメカさんとコンストラクターさんが細部まで作りこんだラリーマシン。
それとstovlの革もよろしくです。











.

[PR]
by stovlGS | 2010-07-14 21:32 | ファラオ HPNバッグ | Comments(4)

HPN GSラリーバッグの現在

a0155648_2141669.jpg
先日、大森にあるBMWバイクのディーラー、FLATさんに御邪魔してきました。

ラリースト田中さんのHPN GS号、ファラオラリーから帰還して、そのままの状態でFLATさんのショールームに展示されております。

そこで田中さんにラリーの事、GSの事、私も大好きなレフトキックの頃のKTMの事等、お話をうかがいながら、GS号を前にバッグの使用感等のインプレッションをお聞きしました。
今後のGS用をはじめ、いろいろな車種に対応した物を製作するときの方向性・耐久性・構造等に、とても参考になるデータをいただけました。



.


More
[PR]
by stovlGS | 2010-03-17 22:09 | ファラオ HPNバッグ | Comments(6)

stovl HPN リアバッグ 砂漠ラリー編

a0155648_17382915.jpg
先日のダカールイベントに参加した事で、自分の中のラリー熱が再び高まってきています。この心のタイミングに08.09年ファラオラリー用にstovlワークスとして製作したラリー用レザーテールバッグの事を記しておこうと思います。

巨大な砂丘に2バルブGSで挑むラリーストの田中正一さん。

日本を代表するBMW2バルブボクサー使いであり、エアヘッド2バルブモデルのエンスージアストです。
80年代のデザートレースで無敵だったBMW GSのワークスモデルを製作していたHPN社。
HPN R100GSを駆り、エジプトで開催されるファラオラリーに挑み続けています。





.


More
[PR]
by stovlGS | 2010-03-10 20:10 | ファラオ HPNバッグ | Comments(6)