エンジン本体は完了しているのですが、ラジエーターまわりと2ストオイルの配管まわりのラバーパーツの劣化の為、作業中断しております。 分解した状態のままでは、車体、部品諸々で場所をとるのも困りものなので、急ぎで部品調達をしたく近所のバイク店さんへ。 調べてもらったところ、メーカーにパーツの在庫があり翌日に即納可能とのこと。とりあえずオイルまわりの部品も他のパーツと一緒に発注。 しかし混合ガス仕様への件、今も考えております。 ふと店の奥をみると、 真紅のモーターサイクルが。 なんと新車です! 日本でエルシノアというとCRでもMTでも初期のティアドロップな銀色タンクで金属フェンダーのモデルが有名です。マックイーンやアパレルブランドの影響で初期のものは今でも人気がありますね。 しかし、トレール版MTエルシノアが絶版になりコンペティション用のCRだけになってからも80年代初頭までエルシノアと名乗っていました。 このエルシノアはコンペモデルCR79年式。空冷で二本サスは同じですがストロークが伸びてカタチがより機能寄りになって、外装も樹脂素材になっていきます。 こういった、いわゆるベーシックなカタチからはなれてくいくと、日本人とくにファッションの人には敬遠されがち。 僕はこういう発展途上というか過渡期で新素材や技術、デザインでも戦っている物も堪りません。 勝負事の為のマシンには美学は必要だけれど、可愛がってもらおうというデザインは必要無いと思っています。 攻め!です。 でも、今みれば全然和み系のカタチ、そうなるんですよね。時間が経てば尖ったモノも。でもオーラは消えない。 だから最初から「可愛がってくださいね。が見えるモノ」は好みじゃありません。 20年前、初めて50CCより大きなバイクを買おうとした時、MD22かエルシノアMT125かで気持ち悪くなる位に悩みました。 両方共乗れれば最高でしたが、その時は自分が生きているその時代のエンデューロ、オフロードシーンとテクノロジーを体感しないと自分の90年代といえるものが無くなると思いMD22を選択。それは間違っていなかったと思っています。 しかし、その時乗れなかったエルシノア、今もず~っと気になってます。ちなみに極上車で7万円でした、良い時代だったなぁ。。誰も見向きもしなかったし。 そういえばMD22を買った後、ホンダの広告でスティーブの息子チャド・マックイーンがあのオレンジ×黒のジャージを着てMD22でデザートを走っていたの皆おぼえてるかなぁ。。それがうれしくて自分でもエルシノアジャージ復刻試作したりしてた。。 うちのCRM50。車体のベースになっているCR80も81年までエルシノアのペットネームがついていたのです。 MT~MTX~CRMに進化して、うちのレゴラリータ号も実はエルシノアの末裔なのでした。 Λ.紅のエルシノアもカッコイイです。 このお店、空冷CR480も保存されています。 スゴ~。
by stovlGS
| 2010-06-16 20:57
| モーターサイクル
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Comments(2)
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TL1000R
at 2010-06-17 16:39
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80’sのデザイン、カラーかっこいいです。ノスタルジックなだけでなく、過渡期の偶然がもつ魅力があるとおもいます。 ホンダがつくったシャアー専用マシン?の最後の新車だとおもわれます。
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stovlGS at 2010-06-18 02:54
TL1000Rさん
過渡期の物って未完成のカッコ良さや勢いが感じられて好きなんです。とくにモーターサイクルの場合は初期型が好まれる傾向にありますよね。初期型には設計思想がダイレクトに反映されるので、最も理想のカタチと言えるかもしれません。でもその後も真っ直ぐに突き詰めていった車種は中期以降のモデルも捨てがたい良さがあると思います。 でも、コンセプトが途中でぶれたモデルはやはり駄作が多いですね。。
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