昨日の夕刻、いつもの河川敷に走りに行ってきました。
昼間の蒸し暑さに辟易していたところ、5時を過ぎたあたりに少し湿度の落ちた爽やかめの風が工房の中にも吹き込んできまして、堪らずバイクに跨りました。
エンジン諸々のオーバーホールを完了してから、天気と仕事の都合がつかずに試し乗りができていませんでした。
結果としては随分とパワーが戻ってきた感じです。1~2割増し位はチカラが出ているような。いかに今までスカスカでパワーが出ていなかったかという事ですね。
エンジンが良くなったので、こんどは足回りが気になってきちゃいました。つぎはサスペンションのオーバーホールですねぇ。
ダートを走った後は、そのマインドのままバイカーウォレットの製作。
今回は、昔から注文を頂いているお客様からのセミオーダー品です。
うちで採用している芯まで黒く染めたサドルレザーに赤いステッチを御希望。
これは外側に付くベルト部分、財布の開き留めのホールドパーツです。
このベルト部は、曲げたり伸ばしたりの動きがある部分。
曲げた時と開いた時に革と糸に無理なチカラがかからず分散するように、曲げて使用する箇所は予め外側と内側のパーツに少し差を設けて縫っています。
この差というのが革の硬さや厚み、想定される使われ方等によって異なるので、微妙な調整が必要。
カーブしているところは、糸を引くテンションの力加減によって革への負担が軽減できます。これはミシンでは出来ないhand sewnの利点です!
長く製品と付き合っていくには、大切な部分の一つだと思います。
Λ. stovl製品は、長期間の使用を想定し、耐久性と補修性を考えた設計になっております。