crocodile remanufacture

a0155648_21321046.jpgキレイなブルーを見かけました。
厚く塗りなおされたペンキの質感と初冬の青空。そして、肌寒さも気持ちよかった。

娘のサッカーの試合がありました。
となりの小学校と毎年この季節に開催されるサッカーの定期戦。
5年生になると男女分かれてお互いの学校で試合をします。
うちの街で最も古い小学校どうし、歩いて5分も掛からない立地ということもあって、教師含めて長年のライバル関係が続いております。

男女とも試合自体の勝敗も重要なんですが、両試合の合計ゴール数による26年間勝利が続いているそうなんです。
連続勝利が途絶えないように、教師・生徒共にプレッシャーの中で練習に打ち込んでいたのでしょう。

「絶対に負けられない戦い。」  こんな身近にあるなんてね。

平日開催でしたが、仕事の合間に見てきました。
実は私、浦和レッドダイアモンズのファンでしてサポーターというほどでもないんですけど、長いこと熱い試合は見慣れております。
ある意味J1をも凌ぐエキサイト!な試合でした。

娘は勿論ですが、顔なじみの娘の友達皆が敵地で頑張っている姿みてますとねぇ。
良い試合でした。ホント。

結果は女子チーム5-2で勝ち!
ホームで戦った男子は1-0(ジャッジミスで引き分けとの説も・・)で負けてしまったようですが、
トータルゴール数では競り勝ち、今年も勝利することが出来ました。
重圧から開放された子供たち!
また来年へ繋いだという感じでしょうか。

スミマセン。ハズカシながら身内の話しを書いてしまいました。
さぁさぁ、御仕事のお話を書きたいと思いまっす。
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ロングウォレット製作の御依頼を受けておりまして、その中の仕様変更が大きく二つありました。
一つは、外側内側全部をフルコードバン素材に変更。
もう一つが、以前まで使われていた他社製の長財布の表側に使われているクロコダイルを、stovlで新造するウォレット素材の一部としてどこかに活かして欲しいとの御注文でした。

上の画像がその他社製お財布。すみません、ボカシとか好きじゃないのですが、作り手の立場からすると気分のいいものじゃないと思うので。
しっかりお使いなられていたようで、各部それなりにやれていました。まっとうした感じですね。

ここから表のクロコが使えるようにバラしに掛かります。
しっかりした作りの良いお財布でしたが、ミシン縫製だったこともあり補修前提の設計ではなかったようで、キレイにクロコを取り出すのには時間と手間が掛かりました。
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キズや縫い穴痕もありますし、内側構造的にファスナーのスライダーや革の堅いパーツがアタリとなって、表側の擦れを助長している部分も散見され、美しい状態で大きくクロコダイルの使えそうな部分を切り出す事は容易ではありません。

何とか選定・切り出しが出来ても、裏が接着剤と貼られていた裏地革の繊維カスでベッタリです。この個体は、表がクロコ仕様なので、そのままとはいかず裏革が貼ってあったと理解しましたが、接着剤で通気を止めているというか、隠れた部分だからといってべたついているのは好ましい事に感じないのです。
この辺はstovlで以前から課題としているところ。
曲げ伸ばしの力が掛かる部分には最良質な繊維組成の部位をあてがうことで、裏地や革を貼り付けなくても、強度が確保でき補修性の面でも利点があると考えますが、いろいろなケースがあり難しい課題なんです。

このまま、ざっと面を荒らして貼り込めば見えなくなる所ですが、そうは致しません。(キッパリ)
例えば板金塗装でも下地の状態が悪ければ傷んだ患部は全部取りきると思うんです。っていうか僕はそうして欲しいし、そうするべきでしょ。革も同じで、本来相性が良い筈のない劣化した溶剤が、見えない部分だからといって其のまま其処に在るべきじゃないし、治まりもよくないと思うんです。なにより気持ちよくないモンね。
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で、これは裏面に付いていた接着剤と革のカスを粗かた除去した状態。
クロコダイルなどの爬虫類革は、特徴的な模様があると同時に裏面にはその柄以上のうねりというか段差がついています。その面の窪みの奥にまで染み込んだ不純物を除去するには、機械でなく革包丁など刃物を使い、層の状態を見極めながら削ぎ取っていきます。

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ちなみに真ん中部分は、財布の折リ癖が付いていて、クロコが伸びてしまい擦れも多いので両サイド部分を使用予定に漉き込みましたが、問題は製品になった時に良い柄の部分が使えるかという事。
革の裏面と断面の繊維状態が良い部分でも、その表側の柄が美しい箇所とは限りません。

それと一番の課題は、stovlウォレットに入れ込む為には、長さも幅も足らないという事実。
何とかしないとですね。

Λ. 次回は、続きでもあるのですが、
今まで、定番なのにちゃんと載せていなかったロングウォレット黒の基本形。
クロコ記事の部分と共に、御覧いただけますようお願い致します。
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by stovlGS | 2013-11-26 22:13 | 長財布 | Comments(0)
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