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昨年末に書いた引き継がせて頂いた形見の革道具ですが、年初に幾つかおろしました。
「革断ち」包丁は自分の好みである薄刃に研ぎ直しセッティングを各部調整しました。
自分の場合、コバ面のエッジ部分も専用のエッジ落とし工具をあまり使わず革包丁で落としていきます。そのほうがその部位ごとの角度調整やラインが自由なんです。
漉き作業も手漉きが殆どですので、薄刃に仕立ててどんな作業にも対応できるようにしています。薄刃だと刃先が弱いといわれますが無理な力が加わらなければ問題ありませんし、切れ味が落ちても研げばいいんです。切れ味がよくないと革の繊維を崩しやすいので断面が美しく仕上がりません。
仕様違いで数本を使い分けていますが、結局どれも使いやすいように研いでいくと自分の場合薄刃になってしまいます。

今年の最初の縫い仕事としてシースを新調しました。
革はリアレッグ部位をつかいました。ここは平滑性があまり良くなくウネリもあり伸び方向も複雑なところなので、お客様用としては殆ど使わない部位なんです。
でも粒状性がよく密度感があり個人的には好きな部位。
ザラッとしてるので好みは分かれますが、天然の深いシボ感に本物を感じます。

ステッチは、氏の最後の愛車のHDワークスカラーをイメージしてオレンジ糸でサドルステッチ。
ブラックにオレンジのステッチは締まりますね。
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刃裏は氏の砥いだ痕を残しつつ程ほどに。今後時間をかけて仕立て育てていきます。

工房に心強い味方が増え、年初からチカラが湧いてきております!
さらに良い物作りができるとおもいます。

良い年になりそうです。


Λ.書かなきゃならないことが多すぎて悩んでいまして、予告と違って本日は「刃」のお話でした。
  
 今もいろいろと書いてます。
 お楽しみに。













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by stovlGS | 2015-01-08 22:29 | Comments(0)
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