フォールディングナイフ シース新造オーダー サンプル試作 と雑感

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先ず今回は【試作したサンプル品】についてお伝えしますが、製作工程の画像がありません。
リンク先には立体化のすんだ画像がありますので、ご覧いただけますとうれしいです。


※.画像の個体は、あくまでも試作品ですので、革の部位や縫製の粗さや仕上げなどは納品用の物とは異なります。


本番の納品用はブラウンカラーのヌメ革で作りますが、
今回の試作では生成りナチュラルカラーのヌメ革でつくりました。

小さめの造作ですが、大きなものを作る時と変わらない工程が必要になり、また小さなものほど細かなディテールやシルエットについて誤魔化しがききません。
もちろん大小問わず誤魔化しのある作りなど絶対にしませんが。(笑)

より完成度が感じられる物になるように、同じ質感の本革素材を使用して、全体の仕上がりバランスを決めていきます。

シルエット・深さ、構造・立体形状・切り替えのライン位置・装着感節度感のフィーリング等々、
試作の中で検証しなければならないポイントは多岐にわたります。

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試作品を作ることは、完成度を高めるうえでとても大切な工程なのは今までしつこいくらいに記してきました。
普通は量産品でもない限り、完成版と同等のサンプルを作り検証することはあまりないと思いますが、当ストーヴル工房では、わりと標準的な作業工程です。

とくにナイフシースのように、安全性を確保しながら、良好な節度感と安定した装着感を実現するには、試作もしくは、それにちかい検証作業は欠かすことが出来ません。

ルックス的な良さは大切ですが、使い心地の良さも加われば更に愛着がわくと思うのです。

どの製作においてもそうなのですが、御依頼主の思いを考えると同時に、作り手自身の愛用品だったらどう感じ作るだろうかということも考えながら取り組んでいます。

なので、完成した時には自分の愛用品のような気持ちになってしまうことがあります。
(御依頼主には申し訳ないのですが、思いだけ)


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今回のナイフは、とても美しく操作性の良い折り畳み式のものです。
ワンハンドでブレードを引き出すことができ、ロック機構もシッカリとしたつくり。
ナイフビルダーさんの作られた良質なナイフですから、その収め処となるシースも負けないくらいの物を作らなければと思っちゃいます。

でも実際には、どの製作でも御依頼主の思いがこもっていますので、その部分で印象に残るということはあっても、ナイフ自体が量産品やビルダー製だからといったことで、作り手の取り組みかたが変わるということはありません。どんなものでも大概は素敵な物なんです。

モノが発する雰囲気ってユーザーさんの思いが加わることによって趣きが生じ、より良いものに感じられるようになると思うんです。
なんだろう。これは私の実感なのですが、愛され具合は物の空気感や凄みのような何かに影響しているのではないかと。
新品の物より、使われているものや手元において愛でられているもののほうが雰囲気や風情を纏うんですよね。
使用感やただ古びたのとは違う感じとでもいいましょうか。

新旧・価格・特注品・量産品・生産国・生産年・メーカー等々、これらは一つの基準にはなるかもしれないですけど、本当の物の良し悪しなんて誰にも決められません。

作り手にとって、包む・くるむ・着せる・収納するといった役割の袋物やケース類は、ホントに不思議な存在でして。
革や布を扱う私たちのような仕事を毎日していても、答えの出ないことばかりです。
本質的には、包む物と包まれる物に主従の関係はないのではないかと感じています。

また脱線しました。




Λ.特注製作であつらえた物の使用感や心地よさ、皆様に感じて頂きたいですね。

ストーヴルの作る物に御興味ある方がいらっしゃれば、最初は特注品でなくて定番のお財布類をお試し頂ければ、何かお感じになることがあるかもしれません。

生産性や商いを優先に作られたものではない革製品は如何でしょうか。
本気で作ってます。



次回は納品用の完成版と、
試作サンプルの比較などお伝えいたします。











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# by stovlGS | 2018-07-04 00:44 | ナイフシース | Comments(0)

Λ

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梅雨が苦手といいますか、
湿気に弱い佐藤です。

そうそう苦手な事務仕事も進めなければならないのです。
作ってばかりではね。
少し気分も切り替えましょう。

先を見越してバランスよくいかなきゃならないのですが。
どうしても、何かはじめると一点集中になってしまう性分なんです。

御注文頂いているお仕事と平行して新型の試作もすすめたいと思います。












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# by stovlGS | 2018-06-21 15:24 | Comments(0)

フォールディングナイフ シース新造オーダー

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滞っておりました。

さて、少しづつ書いていきます。

毎日、製作をつづけておりますが、
自分では気づかないダメージみたいのが残っていたようで、
あまりスピード感のない仕事っぷりです。

内容については御安心ください。
毎日新しく取り組んだものほど完成度は上がっていけるよう努めています。
あっ、だから進捗遅いんかなぁ。


本日は予告みたいなの。

フォールディングナイフのシースオーダーです。
傷んでしまった付属の合皮ケースを良質材で作り直します。
作り直すといっても形は異なるものになりますが。

画像は、先ず試作サンプルとして片面の形出しを始めたところ。
この試作サンプルを仕上げ、各部のバランスと構造検証を経まして、
本番用の革で製作に入ります。

※ちなみに納める製品版は黒革になります。← 間違えましたブラウンレザーです。

革の厚みや硬度・抜き差しの節度感・シルエットやデザインのバランス等々、検証項目は多岐にわたります。
長く使い続けるためには、使いやすさと格好良さは大切だと考えております。
その為にも、試作は当ストーヴル工房においてとても重要な工程です。


ちゃんとご紹介するときは、
うちの特長でもある【クドくて、長い】説明になりますので、
皆様ご覚悟を。


ご覧の方々やお客様との意思疎通や行き違いが嫌なんで、
伝えられることは出来るだけ細かく致します。

量産仕事でも、オーダー製作でも、想いや内容に大きな違いはないのですが、
やれるだけやる! 私の性分でもあります。
まぁ、商いとしてみれば、これじゃダメなんですけど。
ホント時間ばかりかかりますからね。


ありきたりな言葉になりますが、
御注文主やユーザーさんに喜んでいただける事って、本当にうれしくありがたいことなんです。

手抜きや嘘は絶対的にありえません。


さっ、お仕事!




Λ.都合により、他のアイテム製作記になるかもしれません。

 更新滞っておりましたが、毎日元気にやっております。
 御気軽にお問い合わせください。












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# by stovlGS | 2018-05-30 14:32 | ナイフシース | Comments(0)

ビーパル5月号掲載

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またまたお知らせ遅くなりました。
4/10発売の老舗アウトドア雑誌【BE-PAL】5月号。

人気の連載記事「井ノ原快彦の野外日曜大工店」のなかで、
レザーシース製作の講師としてお仕事させて頂きました。

現在書店等で販売中です。
御興味あれば御覧くださいませ。


本当は恥ずかしいのですがぁ、一応告知・・。


Λ.今月号は黄色の表紙が目印です。
 
 上の画像、端のほうに写っているのは記事内容のシースとは関係ありません。
 20年ほど愛用しているオピネルです。
 現在のモデルと違って、開き留めの安全ロックが付いてないので、
 簡易的なシースのようなものを拵えて被せています。

 自分の場合、たまに遊びで革も切ったりしてます。木材とかも。
 料理以外にも使える万能ナイフです。








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# by stovlGS | 2018-04-30 22:01 | お知らせ | Comments(0)

Λ


a0155648_11202848.jpgひと月近くあいてしまいました。
書けなかったというのが正直なところです。

この1ヶ月間は本当にいろいろなことがあり忙しく過ごしきました。突然の近親者の不幸も重なりまして、気が付くと時間が経っていたという感じで、なんとか進んでまいりました。

いろいろとあった課題や思いは本日をもっておさめ、
更なる良い物作りが出来るよう努めてまいります。

努めるというのは違うかなぁ。
好きだからやっているんです。
なので、ずるい物作りはできませんし致しません。

皆さま、今後ともお願い致します。

お問い合わせ・御注文もお待ちしています。
どうぞよろしく。


Λ.発売日が決まりましたら、またお知らせしますが、ある御本の中でお仕事をさせて頂きました。
 
 いつもはバックナンバーになってからお知らせしていましたが、今回は此方の皆様にも見て頂れば嬉しいなぁと考えています。


もうすぐ春ですね!












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# by stovlGS | 2018-03-09 11:57 | Comments(0)